フルミスト(噴霧型インフルエンザワクチン)の予約を開始しました。

フルミストとは

フルミストは鼻の中へ噴霧するインフルエンザワクチンです。

弱毒生ワクチンで、A型2種類、B型1種類の3種類の株が含まれます。通常の注射ワクチンは感染能力を失わせたウイルスの一部分を注射することで抗体を作らせますが、フルミストはウイルスの毒性を弱めたものを使用します。毒性を弱められたウイルスが体内で増殖して免疫を高めていくので十分な免疫がつくのに1ヶ月ほどかかりますが、免疫力が長い期間続くことが特徴です。

 

メリット

鼻腔内にスプレーするだけなので痛くない。

通常インフルエンザウイルスが侵入する経路となる鼻腔で免疫を作るため、高い発症予防効果がある。

流行株以外も予防(生きたウイルスで免疫を作るため、流行しているインフルエンザと株が違っても発症を軽症化させる作用がある。

注射型インフルエンザワクチンよりも効果が長く持続する。

 

デメリット

接種できる方が限られている。(2歳~18歳)2歳未満の子どもに対しては喘鳴のリスクが増加したという報告があり、使用が認められていません。また、国際的には49歳まで使用可能ですが、日本の薬事承認は年齢が低めに設定されています。

軽い感冒症状が副反応としてみられる。

 

接種できない方

1,2歳未満、19歳以上の方(海外では50歳以上の方)※50歳未満の方で今まで接種したことがある方はご相談ください。

2,5歳未満で喘息と診断を受けている方

3,1年以内に喘息発作や喘鳴の既往がある方

4,重度の卵アレルギーのある方

5,ゲンタマイシン、ゼラチン、アルギニンに対して重度のアレルギーのある方

6,免疫不全のある方、免疫不全のある人と接触される方

8,アスピリン、ボルタレン、ポンタール服用中の方(ライ症候群発症の恐れがあります)

9,妊娠中の方

 

注意点

・生ワクチンのため、女性の方は1ヶ月ほど妊娠を控える必要があります。

・4週間以内に生ワクチンを接種された、またリレンザ、タミフル、ゾフルーザを内服をされた方は、接種・内服から4週間以上あけてご予約をお取りください。また接種後2週間はこれらの服用を避けて下さい。

・フルミスト接種後4週間以内はインフルエンザワクチンウイルスが残存している可能性があり、インフルエンザ検査で陽性を示すことがあります。

 

 

 

インフルエンザHAワクチン

(注射型)

噴霧式経鼻インフルエンザワクチン

(フルミスト)

対象年齢

生後6か月以上

2歳以上18歳以下

投与方法

皮下注射

13歳未満:2~4週間隔で2回

13歳以上:1回

鼻腔内にスプレー1回  ( 左右の鼻の中に0.1mlずつ噴霧します。)

※海外では8歳未満のお子様や、今までインフルエンザワクチンを受けたことのない方、インフルエンザに罹ったことのない方は2回接種となっておりましたが、日本では臨床研究の結果から1回接種でも十分免疫がつくとのことで、1回接種でよいとされています。

効果

4~5か月間

1シーズン

主な副反応

接種部位の発赤、腫脹、疼痛、発熱、

頭痛、倦怠感 ※

鼻汁、鼻づまり、頭痛、発熱 ※

補償制度

予防接種健康被害救済制度

医薬品副作用被害救済制度

予防接種健康被害救済制度

医薬品副作用被害救済制度

19歳~49歳の方は国内未承認のため公的救済制度はなし

 

不活化ワクチン

生ワクチン

含まれる株

A型 ビクトリア/4897/2022(IVR-238)(H1N1)

A型 カルフォルニア/122/2022(SAN-022)(H3N2)

B型 プーケット/3073/2013(山形系統)

B型 オーストリア/1359417/2021(BVR-26)(ビクトリア系統)

A型 ノルウエー/31694/2022(H1N1)

A型 タイ/8/2022(H3N2)

B型 オーストリア/1359417/2021(ビクトリア系統)

費用

 1回:4,400円

 1回:9,900円

※稀に発疹やアナフィラキシーショック、ギランバレー症候群のような重い反応を起こすことがある。

ご予約方法

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