HPVワクチン接種はお済みですか?

日本では、小学校6年~高校1年相当の女の子を対象に、子宮頸がんの原因となるHPVの感染を防ぐワクチン(HPVワクチン)の接種を提供しています。対象者は公費により接種を受けることができます。

1回目の接種を15歳までに受けられる方は2回の接種で良いのですが、15歳になられてから1回目の接種をされる場合は3回接種が必要です。

高校1年生・1997年~2007年度生まれの女性のキャッチアップ接種が公費(無料)で受けられるのは2025年3月末までです!3回接種(約6か月)が必要なので、第1回の接種は2024年9月までに済ませましょう! 公費接種を逃してしまうと自費で33,000円×3回となってしまいます!!

 

尚、男性がワクチンを接種することで、中咽頭がん、肛門がん、尖圭コンジローマなどの原因と考えられているHPVへの感染予防が期待できます。加えて、男性がワクチン接種による感染予防をすることで、性交渉によるHPV感染から女性を守り、子宮頸がんの予防にもつながります。男性が接種できるワクチンはガーダシルという4価のHPVワクチンですが3回の接種が必要です。1本22,000円×3回なので高価ですが、自治体によっては助成があります。

東京都のHPVワクチンポータルサイトはこちらです。

HPVワクチンの詳細は当院の昨年のブログにも掲載しています。