誤嚥性肺炎の予防
誤嚥性肺炎とは誤嚥(食べ物や唾液が誤って気道に入ってしまうこと)によって発症する、細菌が原因の肺炎です。日本の死亡原因の第7位である誤嚥性肺炎は高齢者の割合が高くなっています。
高齢者の割合が多い理由の1つに声帯の変化があります。声帯とは喉仏の奥にある左右一対のひだで、粘膜に覆われた筋肉でできているものです。呼吸のときは左右に開き、声を出すときは閉じるようになっていて、肺からの空気が、閉じた声帯の隙間を通り抜ける時に声帯が細かく振動して声になります。この仕組みを周りの筋肉が支えているのですが、30代あたりから声帯やその周りの筋肉が衰えていくため声が変わってしまうのです。高齢になって声が出にくくなったという方も多いのではないでしょうか。周りの筋肉が衰えると食事の際に食物が声帯をすり抜けて気管に入ってしまい、(誤嚥)肺炎の原因になるのです。
ホスピタルケア白金高輪では声帯を鍛えることも目的の1つとしてソーシャルディスタンスを保ちながら定期的にカラオケ大会を開催しています。皆様普段の生活では想像できないような大きな声で歌われたり、聞きほれてしまうようなプロ級の方もいらっしゃったりと、声帯を鍛えるだけでなく、ストレスが発散でき周囲も楽しめる最高のプログラムだと思っています。お茶を飲みながらのカラオケ大会、最高のひとときです♪