※本ページはプロモーションが含まれております
ホワイトニングすると歯がもろくなることを心配する方は多いのではないでしょうか。
本記事では、ホワイトニングと歯がもろくなることの関係について、以下の点を中心にご紹介します。
- ホワイトニングのリスク
- ホワイトニングが歯をもろくすると言われる理由
- ホワイトニング時の注意点
ホワイトニングと歯がもろくなることの関係について理解するためにも、ご参考いただけると幸いです。
ぜひ最後までお読みください。
【オンライン診療】メディカルホワイトニング
ホワイトニングとは
ホワイトニングは、歯を白くするための一般的な手法で、歯を削ることなく白い歯を手に入れられます。
しかし、すべての歯が白くなるわけではなく、注意が必要なこともあります。
ホワイトニングの仕組みは、歯の構成要素であるエナメル質や象牙質を脱色させて歯を白くするのではなく、エナメル質の結晶の隙間に入り込んだ色素やたんぱく質を分解し、エナメル質の光の通り方を変えることで歯を白くします。
ホワイトニングには主に2つの種類があります。
- 1つは、歯科医院で実施するオフィスホワイトニングで、歯にホワイトニング剤を塗り、光を当てる方法です。
- もう1つは自宅でするホームホワイトニングで、ホワイトニング専用のマウスピースを作り、その中にホワイトニング剤を注入し、一定時間装着する方法です。
【オンライン診療】メディカルホワイトニング
ホワイトニングに使用している薬剤
ホワイトニングに使用している薬剤にはどのようなものがあるのでしょうか。
以下で詳しく見ていきましょう。
過酸化水素
過酸化水素は、歯の着色の原因となる色素と反応し、それを無色化することで歯を白くします。
この過程で過酸化水素は酸素と水に分解されます。
過酸化水素が反応するのは歯の構成要素ではなく、色を変化させている有機物成分であり、歯を溶かしたりもろくしたりすることはありません。
過酸化水素は、歯科医院で行われるオフィスホワイトニングによく使用され、その濃度は通常30%程度です。
過酸化水素の濃度が35%を超えると、エナメル質の薄い日本人の歯にダメージを与える可能性があります。
過酸化尿素
過酸化尿素は、分解の過程が非常に緩やかで、徐々に濃度が低下していく特性があります。
完全に分解されて濃度が0%になるまでには、約8時間を要します。
この緩やかな過程で、徐々に分解されて過酸化水素に変化します。
歯への負担も少ないため、ホームホワイトニングでよく使用されています。
またホワイトニングで使用される過酸化尿素は、濃度約20%の過酸化尿素で、濃度約6%の過酸化水素と同等であるといわれています。
酸化チタンや窒素
酸化チタンと窒素は、ホワイトニング薬剤の成分の一部として使用されます。
これらは触媒として働き、ホワイトニングの過程を促進します。
具体的には、これらの成分は反応過程で発生するフリーラジカルと呼ばれる物質を増やす役割を果たします。
フリーラジカルは、歯の着色の原因である色素と結合し、それを無色化することで歯を白くします。
酸化チタンと窒素は微量で配合され、食品にも使用することが認められています。
【オンライン診療】メディカルホワイトニング
ホワイトニングのリスク
ホワイトニングには以下のようなリスクが存在します。
知覚過敏・歯髄症状
ホワイトニング剤の刺激によって、歯が敏感になることがあります。
これはホワイトニングで最も一般的に見られる副作用で、約30%の人が経験するといわれています。
また、歯髄(歯の神経)が炎症を起こすこともあります。
これらの症状は通常、時間の経過とともにおさまりますが、残る場合には専門的な治療が必要となることもあります。
色の後戻り
ホワイトニングは永続的なものではなく、時間が経つと歯に再び色素が入り込み、元の色に戻る可能性があります。
しかし、ホワイトニングを繰り返すことで、色の後戻りまでの期間は延び、長持ちするようになります。
変色歯は注意
ホワイトニングは、歯のエナメル質の間に入り込んだ色素やたんぱく質を分解して効果を得るものです。
しかし、エナメル質が正常に作られなかった場合や、薬の影響で歯が変色してしまった場合などは、ホワイトニングを行っても満足のいく結果を得られない可能性があります。
無カタラーゼ症の人への影響
無カタラーゼ症という遺伝性疾患を持つ人は、ホワイトニング剤の主成分である過酸化水素や過酸化尿素を分解できません。
そのため、口腔内粘膜の壊死など深刻な問題が起きる可能性があります。
【オンライン診療】メディカルホワイトニング
ホワイトニングが歯をもろくすると言われる理由
ホワイトニングが歯をもろくすると言われるのはなぜなのでしょうか。
以下で詳しく見ていきましょう。
痛みが生じる場合があるため
ホワイトニングは、歯を白くするために特定の薬剤を使用します。
これらの薬剤は一部の人々にとっては刺激となり、痛みを引き起こすことがあるため、ホワイトニングは歯を弱くすると言われることがあります。
問題が生じるのは、適切な指導を受けずに自己判断でホワイトニングをしたり、不適切な薬剤を使用したりした場合です。
これらの行為は歯にダメージを与え、痛みを引き起こす可能性があります。
また、ホワイトニングの薬剤により、一時的に知覚過敏の症状が出ることがあります。
歯の表面を保護しているペリクルが、薬剤の刺激により一時的に剥がれるためです。
この状態では、冷たいものや熱いもの、酸性の食品などが歯に直接触れると、しみる感覚を感じることがあります。
さらに、歯に傷や割れがある場合や、虫歯がある場合も、ホワイトニングの薬剤の刺激により痛みを感じやすくなります。
これらの状況では、ホワイトニングをする前に適切な治療が必要となります。
色戻りするため
ホワイトニングは永久的なものではなく、普段の生活習慣や実施するホワイトニングの種類によって、色戻りする期間が異なります。
特に、ホワイトニング直後の歯は着色しやすい状態なので、食事内容に注意する必要があります。
ホワイトニング後の飲食やメンテナンスについての注意点を理解し、適切な歯磨き粉の選択や食事内容の調整など、セルフケアが重要です。
薬剤の歯への負担が大きい
ホワイトニングでは、歯を白くするために特定の薬剤が使用されます。
これらの薬剤には過酸化水素や過酸化尿素などが含まれており、これらが歯に直接影響を及ぼして歯を白くします。
例えば、薬剤の濃度が高すぎると、歯のエナメル質を過度に剥がす可能性があり、歯の弱化や知覚過敏を引き起こす可能性があります。
また、ホワイトニングの薬剤は、一時的に歯の表面を保護するペリクルを剥がすことがあり、一時的な知覚過敏を引き起こす可能性があります。
ペリクルは通常、12時間から48時間で再び形成されますが、その間、歯は特に敏感になります。
【オンライン診療】メディカルホワイトニング
ホワイトニングが適さないケース
ホワイトニングが適さないケースについて、以下で詳しく見ていきましょう。
無カタラーゼ症の方
ホワイトニングでは、過酸化水素が多く含まれる薬剤が使用されます。
無カタラーゼ症の方がホワイトニングを受けると、体内に過酸化水素が残り、進行性口腔壊死などを引き起こす可能性があります。
そのため、無カタラーゼ症の方はホワイトニングを避けるべきとされています。
光線過敏症の方
ホワイトニングの一部のプロセスで光を照射することがあり、光線過敏症の方はやけどのような症状が出るリスクがあります。
また、光線過敏症の方がホワイトニングすると、光線過敏症の症状を悪化させる可能性があります。
ホワイトニングは通常、歯に特定の薬剤を塗布し、その後で特定の波長の光を照射することで、歯の表面の汚れや着色を除去します。
しかし、光線過敏症の方は、この光照射のプロセスで皮膚や口腔内の炎症や刺激を引き起こす可能性があります。
虫歯・歯周病がある方
ホワイトニングの薬剤は、歯の表面を保護しているペリクルという唾液由来のたんぱく質を剥がすことがあり、一時的に知覚過敏の症状が出やすくなります。
特に虫歯がある場合、進行状況によっては治療を終えてからホワイトニングする必要があります。
また、歯周病がある場合もホワイトニングには注意が必要です。
歯周病が進行すると歯肉が退縮し、歯根が露出します。
歯根はエナメル質で覆われていないため、ホワイトニング薬剤の刺激により知覚過敏になりやすいとされています。
これらの理由から、虫歯や歯周病のある方がホワイトニングをする場合は、まずはこれらの疾患の治療を優先し、その上で歯科医師と相談しながら進めることが重要です。
神経がない歯がある方
神経がない歯は感覚が鈍く、ホワイトニングによる刺激や変化を感じにくいとされています。
また神経がない歯は、元々歯の健康状態が良くない可能性があり、ホワイトニングによる刺激がさらなる問題を引き起こす可能性があります。
例えば、歯の内部に亀裂がある場合、ホワイトニング剤が亀裂に入り込み、歯の内部構造をさらに弱める可能性があります。
したがって、神経がない歯がある方は、ホワイトニングする前に必ず歯科医に相談し、適切な治療計画を立てることが重要です。
【オンライン診療】メディカルホワイトニング
ホワイトニングするときに気をつけるポイント
ホワイトニングをする際の注意点について以下でご紹介していきます。
丁寧に歯を磨く
ホワイトニングをした後は、丁寧に歯を磨くことが重要であるとされています。
ホワイトニングが歯の表面に一時的な影響を与え、その結果、歯が一時的に敏感になる可能性があるからです。
ホワイトニング後の歯は、特に着色しやすい状態になるため、飲食後はすぐにうがいをすることが推奨されます。
また、歯磨きをする際には、研磨剤不使用の歯磨き粉を使用することがおすすめです。
研磨剤は歯の表面を傷つけ、色戻りの原因になる可能性があります。
定期的にメンテナンスする
ホワイトニングを維持するためには、自宅でのセルフケアやクリニックでのクリーニング・定期検診などの定期的なメンテナンスを受けることが必要です。
セルフケアとは、日々の飲食後の口腔ケアを指します。
飲食後は、食べ物や飲み物に含まれる色素が歯に付着しやすいため、すぐにうがいをすることが推奨されます。
また、歯磨きをする際には、研磨剤不使用でコーティング剤や知覚過敏を抑える薬用成分が配合された歯磨き粉を使用することがおすすめです。
一方クリニックでのメンテナンスは、専門的なクリーニングや定期検診を受けることを意味します。
これにより、ホワイトニングを長持ちさせるだけでなく、口腔内の健康状態を維持できます。
熱いもの・冷たいものを控える
ホワイトニングした後は、熱いものや冷たいものを控えることが重要です。
これは、ホワイトニングの薬剤により、一時的に歯が知覚過敏になる可能性があるからです。
具体的には、ホワイトニングの薬剤の刺激により、歯の表面を保護しているペリクルが一時的に剥がれることがあります。
このペリクルが剥がれると、歯は一時的に過敏な状態になり、熱いものや冷たいものに対する反応が強くなる可能性があります。
【オンライン診療】メディカルホワイトニング
ホワイトニングすると歯がもろくなるに関するよくある質問
ホワイトニングで歯がもろくなるのかに関するよくある質問を集めました。
以下で詳しく見ていきましょう。
ホワイトニングすると歯がもろくなりますか?
ホワイトニングが歯をもろくするという説は一般的に誤解であり、ホワイトニング自体が歯をもろくすることはありません。
ホワイトニングは、過酸化水素などの薬剤を使用して歯の着色汚れを白くすることで、歯の表面のエナメル質を曇りガラスのように変え、象牙質を見えにくくします。
しかし、ホワイトニング後に歯がもろく感じる原因として、歯に痛みを感じることや歯がしみることがあります。
これは、ホワイトニングの薬剤が歯に触れた結果や、歯の表面の膜がはがれて刺激に敏感になった結果です。
ホワイトニング後の歯はデリケートになるため、酸性の色の濃い食べ物や飲み物に注意すること、歯科医院でのメンテナンスを受けることなどが重要です。
ホワイトニングしないほうが良いのはどのような方ですか?
ホワイトニングは歯を白くする施術ですが、全ての方に適しているわけではありません。
ホワイトニングはエナメル質に影響を与えるとされているため、エナメル質以外の部分が変色している歯がある場合や、エナメル質がない人工の歯がある場合には納得のいく白い歯が得られないかもしれません。
また、無カタラーゼ症の方や日光アレルギーの方、光過敏症の方、妊娠・授乳中の方はホワイトニングができません。
ホワイトニングするときに気をつけるポイントはありますか?
ホワイトニング後は、着色しやすい飲食物を避ける必要があります。
コーヒー、紅茶、赤ワイン、チョコレート、カレーなどの色の濃い飲食物や、酸性度の高い飲食物は歯の色を変える可能性があります。
また、飲食後はすぐに口をすすぐことで、飲食物の色素が歯に染み込むのを防げます。
ホワイトニングは永久的なものではなく、定期的なメンテナンスが必要です。
また、ホワイトニングには個人差があり、歯の状態や体質によっては理想的な白さにならないこともあります。
【オンライン診療】メディカルホワイトニング
ホワイトニングすると歯がもろくなるのかについてのまとめ
ここまで、ホワイトニングすると歯がもろくなるのかについてお伝えしてきました。
ホワイトニングと歯がもろくなることの関係について、要点をまとめると以下の通りです。
- ホワイトニングによって、知覚過敏や色戻りなどがおこる可能性がある
- ホワイトニングは痛みを生じることや、薬剤の歯への負担が大きいことなどから、歯をもろくすると言われる
- ホワイトニング後は、歯磨きやメンテナンスなどのケアが重要であり、飲食物にも注意する必要がある
これらの情報が、少しでも皆さまのお役に立てば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。