※本ページはプロモーションが含まれております
ボトックス注射は筋肉に働きかける美容治療です。
ボトックス注射はしわ改善などに期待できるとされていますが、老ける場合もあるというのは本当なのでしょうか?
また、ボトックス注射は注入する量や治療間隔が適切でないと、効果や仕上がりに影響します。
本記事ではボトックス注射について以下の点を中心に紹介します。
- ボトックス注射で期待できる効果とは
- ボトックス注射で老けてみえる原因は何か
- ボトックス注射で老けて見えないための対策方法
ボトックス注射について理解するためにもご参考いただけると幸いです。
ぜひ最後までお読みください。
ボトックス注射とは
ボトックス注射とは、表情じわや、えら張りなどの悩みを改善に導く美容医療です。
ボツリヌス菌が作り出す、天然のタンパク質の「ボツリヌストキシン」という製剤を使用します。
ボツリヌストキシン製剤は世界各国のさまざまなメーカーによって製造されています。
中でも、アメリカの「アラガン社」が製造販売する「ボトックス・ビスタ」が広まり、一般名称化し「ボトックス」となりました。
ボトックス注射の仕組みは、ボツリヌストキシン製剤を注射器で体内に注入します。
筋肉を一時的にリラックスさせ、汗腺や皮脂腺の分泌が抑えられます。
そうすることにより、注入した箇所の表情じわや、エラ張りを改善に導きます。
効果を維持するためには、継続的に治療を受ける必要があります。
ボトックス注射で期待できる効果
ボトックス注射を施術すると、さまざまな表情じわの改善や、エラや顎をほっそりさせ小顔効果が期待できます。
しわ改善
ボトックス注射をすると、表情じわの改善が期待できます。
表情じわとは、笑ったり怒ったりした時にできる、顔の筋肉の動きが原因でできるしわのことをいいます。
ボトックス注射には筋肉の動きを緩める作用があります。
そのため、筋肉の収縮によって表情じわを抑制することができます。
改善が見込めるしわの部位は、以下の7つです。
額 | 眉間 |
目尻 | 鼻根部 |
顎 | 口角 |
首 |
しかし、しわにはさまざまな種類があり、筋肉が原因でないしわは、改善が見込めません。
以下の3つの場合です。
- 生まれつきのしわ
- 脂肪が下垂してくることでできるほうれい線
- 乾燥によるしわ
上記を改善したい場合は、ボトックス注射ではなく、他の施術を検討しましょう。
エラ張り改善・小顔効果
エラが張っていて、顔が大きく感じることはありませんか?
その原因は「咬筋」というエラの部分が、食いしばりなどで発達しているからです。
咬筋にボトックス注射を施すと、エラ張りの改善が期待できます。
直接注入することで、発達した筋肉を萎縮させ、過剰な力を入りにくくさせます。
そうすることで、徐々に咬筋が小さくなり、顎のラインがスッキリして小顔効果が期待できます。
しかし、エラ張りが生まれつきの骨格に原因がある場合は、ボトックス注射では改善できません。
ボトックス注射の効果は、あくまで筋肉のみに働くからです。
エラ張りの原因を医師に診断してもらってから、施術内容を決めましょう。
ガミースマイル改善
ガミースマイルとは笑った時に上の歯茎が見えすぎる口元を指す名称です。
ボトックス注射をすると、見え過ぎていた歯茎の露出量を減らす効果が見込めます。
治療法としては、唇を上げる筋肉の「上唇挙筋」にボトックス注射をして、発達した筋肉を弱めます。
歯茎が見え過ぎないようにするため、ガミースマイルの改善に効果的です。
ガミースマイルになってしまう原因は、以下の3つです。
- 骨格や歯の大きさ
- 歯茎
- 上唇を上げる筋肉が発達しすぎ
ボトックス注射で改善が見込めるのは、筋肉が発達しすぎて唇が大きく上がる場合です。
筋肉が原因でないと「変化があまりない」といった結果になってしまいます。
ガミースマイルでお悩みの際は、医師に相談し原因を特定してから検討しましょう。
肌質改善
ボトックス注射は、表情筋の動きを抑制することで、しわや、えらなどのお悩みを改善が見込めます。
また、マイクロボトックスと呼ばれる方法は通常のボトックスと異なり、肌質改善の効果が期待できます。
マイクロボトックスの治療方法は、筋肉ではなく皮膚の浅い層の真皮部分に細かく注入します。
筋肉の機能は温存しながら、皮脂腺や汗腺に働きかけ肌質改善が期待できます。
顔全体のケアをしたい場合に用いられ、以下のような効果を期待できます。
- 滑らかでツヤとハリのあるお肌
- 肌の透明感を出す
- 毛穴の引き締まり
- ニキビ予防
といった肌質改善に効果的です。
ボトックス注射をやめると老けてみえる原因
ボトックス注射をやめると老けて見える原因はなぜなのでしょうか。
原因はギャップです。
ボトックスの効果が切れて元の状態に戻ってしまうと、顔にギャップが生じて、急に老けたように感じてしまいます。
ボトックス注射を繰り返すことで、治療間隔が伸びることはあります。
しかし、効果は永久的に持続するわけではなく、一時的なものなので治療をやめれば必ず元に戻ります。
ボトックス注射をやめると、抑制されていた筋肉の動きが戻ることにより、もともと存在していたしわもでてきます。
元の状態に戻っただけであって、やめることで悪化したわけではないです。
ですので、ボトックス注射によって老化が促進されることはありません。
このように、しわのない状態に見慣れてしまうと、ボトックス注射をやめた時に老けた印象に見えてしまうかもしれません。
エラボトックスをすると老けて見える原因
「咬筋」というえらの部分にボトックスを注入すると、エラ張りが改善されますが、老けて見える場合があります。
老けて見えるには原因が2つあるのでご紹介します。
1.注入量と頻度
一度に多くのボトックスを注入したり、適切な間隔をあけずに頻繁に注入したりすると、皮膚にたるみが出てしまうことがあります。
2.もともとの皮膚の状態
皮膚が薄い方や、弾力性が低い方は、皮膚がたるみやすく老けて見えやすいです。
さらに、肌触りが人より柔らかい場合は、たるみやすいので注意が必要です。
通常であれば、ボトックスを注入すると、一時的に肌のたるみを感じます。
たるみは、ダウンタイムの経過と共に引き締まります。
せっかくエラ張りが改善されても、たるみが気になってしまうと、また違う悩みが出てきてしまいます。
後悔しないために、ご自身の肌質を医師に相談し、注入量と適正な施術間隔を相談しましょう。
ボトックス注射で不自然な表情になる最大の原因
ボトックス注射で不自然な表情になっている方がいらっしゃいます。
多くの例は、医師の技術不足などによる失敗といえます。
不自然な表情になる原因は、医師が使用量や注入部位を誤ったことによるものと考えられます。
目的の筋肉以外に効果が表れてしまうと、筋肉の動きを止めてしまって表情が硬くなったり、不自然な表情になったりします。
一つの例として、「スポックブロー」は眉が不自然につり上がる症状をいいます。
眉間のしわを改善するつもりが、額全体の筋肉に作用しすぎて起こります。
眉尻の筋肉は動くため、バランスが崩れて違和感があります。
ボトックスは注入すると取り除くことができません。
バランスを取るためにボトックスを追加で打つことで対処しますが、効果が切れるまで待たなければならない場合もあります。
他にも症状が強い場合は、笑顔が作れない「表情喪失」になる可能性もあります。
こういったケースにならないために、経験豊富で信頼できる医師がいるクリニックを受診しましょう。
ボトックス注射で老けて見えない対策方法
ボトックスの適切な量と期間を守り、信頼できる医師に診てもらえば「老けて見える」という失敗を防ぐことができます。
カウンセリングを綿密に行う
ボトックス注射を打つ前に、カウンセリングを綿密に行いましょう。
お悩みの原因が筋肉の動きによって生じるものなのか診察してもらいましょう。
その上で、ボトックス注射の効果が期待できるのかを判断しましょう。
後悔や間違った認識をしないために、リスクや注意点をしっかり把握することも重要です。
皮膚や骨格の状態によっては、効果が期待しづらい場合があります。
医師に相談してあなたにあった治療方法を見つけましょう。
短期間で打たず、適切な注射期間を守る
ボトックス注射を定期的に繰り返すことに問題はありません。
しかし、ボトックスを短期間で打ちすぎないようにしましょう。
短期間で打ちすぎると、抗体ができて効き目が弱くなる可能性があります。
想定より早く効果が薄まってきたと感じても、期間を勝手に早めてはいけません。
最低3ヶ月は期間をあけるようにしましょう。
患者さんの筋肉の状態によって、あける間隔は異なります。
医師と相談の上で、適切な期間を守るようにしましょう。
信頼性のあるクリニックを選ぶ
美容医療には必ずリスクと副作用があります。
ボトックス注射をするにあたってクリニック選びは重要です。
カウンセリングで術後のケアやメリット・デメリットを丁寧に説明してくれるクリニックを選ぶことが大切です。
不安なことや疑問があれば、必ず医師に相談しましょう。
ボトックス注射によるトラブルは、原因が医師の技術不足の場合があります。
技術力のレベルはそれぞれ異なるので、少しでも経験豊富な信頼性のある医師の施術を受けるとよいでしょう。
ボトックス注射に関するよくある質問
ボトックス注射に関して心配な部分があると思います。
詳しく解説しているので、参考にしてトラブルを避けましょう。
ボトックス注射を打ち続けても大丈夫?
ボトックス注射を打ち続けた場合、適切な頻度で打てば問題ありません。
ボトックス注射は眼瞼痙攣の治療にも使われており、長期にわたって使用しても身体に害はありません。
適切な間隔で打ち続けると、徐々に持続期間が長くなるといわれています。
しかし、短期間での連続使用には注意が必要です。
抗体ができて効き目が弱くなるといわれているので、長期的に続けたい場合は、医師に相談して適切な間隔で治療しましょう。
授乳中や妊娠中でも打てる?
ボトックス注射は、妊娠中や授乳中の場合は使用することができません。
直接影響がないという研究結果が出ていないからです。
妊娠中であると知らずにボトックス注射を受けてしまった場合、必ず悪影響があるというわけではありません。
ボトックス注射を受けてしまったが、問題なく出産したという報告は多いようです。
とはいえ、100%影響がないとは言い切れないので、控えておくべきです。
ボトックス注射で失敗した場合治せる?
ボトックス注射の修正は非常に困難です。
ほとんどの場合は、経過観察で3ヶ月〜4ヶ月程度で効果がなくなっていくのを待ちます。
しかし、失敗の度合いによっては、表情筋の動きを回復させる「アセチルコイン塩化物」で修正注射を行うことができます。
効きすぎたボトックスの作用を弱めることができます。
一度注入したボトックスを取り出すことはできないので、経験豊富な信頼できる医師に治療してもらいましょう。
ボトックス注射はどんな副作用がある?
ボトックスの副作用は、治療に失敗した場合がほとんどです。
- 表情筋が過度に緊張する
- 緩むことによって瞼が下がる
- 皮膚がつり上がったり怒ったような顔になったりします
さらに、ボトックス注射を額や眉間に注入した場合は、頭痛が発生する可能性があります。
筋肉のバランスが崩れたり、精神神経系に作用したりすることで起こります。
もともとボトックス注射は、筋肉を弛緩させて偏頭痛などの治療に利用されています。
ですので、頭痛持ちでない場合、副作用が出るかもしれません。
ボトックス注射老けるまとめ
ここまでボトックス注射についてお伝えしてきました。
ボトックス注射の要点をまとめると以下の通りです。
- ボトックス注射はしわやえら張りなどを改善する効果が期待できる
- 老けて見える原因は適切な量と治療間隔でない場合と、もともと皮膚が薄くたるみやすい場合
- しっかりカウンセリングを行い、処方された薬剤で量と間隔を守ることが対策になる
これらの情報が少しでも皆さまのお役に立てば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。