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普段笑ったり、驚いたりと表情が顔に出るとき、顔のしわを気にしたことはありませんか?
ボトックス注射の効果には、顔のしわの改善が期待できるということが知られています。
しかし副作用についてはよく知らない、という方も多いのではないでしょうか。
本記事では、
- ボトックス注射の副作用とは
- ボトックス注射の副作用を予防する方法
- ボトックス注射が受けられない人について
を詳しく解説していきます。
これからボトックス注射を受けようとされている方や、ボトックス注射について知りたい方はぜひ最後までお読みください。
ボトックス注射は自由診療のため、保険適用外です。
ボトックス注射とは
ボトックス注射によって期待できる効果には、
- 表情筋の動きによる顔のしわの改善
- エラの改善
- 多汗症の改善
- 肩こりの緩和
- 美脚つくり
などが挙げられます。
しわや筋肉のハリが気になる箇所に注射することで、筋肉を動かす神経伝達をブロックし、筋肉を緩めることで様々な効果に導くことができるとされています。
ボトックス注射に使用される薬剤の成分は、A型ボツリヌス菌の毒素から天然のタンパク質を抽出して作られています。
そのため、薬剤に毒性はありません。
出典:ボトックス注射で起こり得る8つの副作用・リスクと対処法を解説|共立美容外科|コラム
ボトックス注射の副作用
ボトックス注射には多様性がある美容施術ですが、治療には副作用のリスクを伴います。
ボトックス注射の副作用にはどのようなものがあるのか、解説していきます。
注射時の痛みがある
ボトックス注射は針を用いて施術するため、針を刺した際に痛みを感じる可能性があります。
多くのクリニックでは施術時に表面麻酔を使用したり、とても細い針を使用したりすることで、痛みが軽減できるよう工夫されています。
痛みの緩和を図ることにより、予防接種に似たチクッとした痛みを感じることがありますが、注射部位がひどく痛む可能性は少ないといわれてます。
しかし、痛みへの耐性や程度の感じ方には個人差があるため、不安のある方は施術前に医師へ相談してみましょう。
アレルギー反応が出る可能性がある
ボトックス注射はアレルギー症状が起こりにくいといわれていますが、個人差によってアレルギー症状が出る場合があります。
ボトックス注射の成分が体内に入ってきた際、身体が異物と認識することで、アレルギー症状が起こるとされています。
ボトックス注射を受けた際にあらわれるアレルギー症状には、
- 赤み
- 腫れ
- 掻痒感
などが挙げられます。
通常1週間〜1ヶ月ほどで症状は落ち着くようですが、異常を感じた際は医師に確認するようにしましょう。
頭痛が出る可能性がある
ボトックス注射を受けた後に時折、頭痛や倦怠感などを訴える方もいます。
原因はボトックス注射をしたことにより、今まで顔を支えていた筋肉とは違う筋肉が働き、顔のバランスに変化が生じます。
なれない動きによって筋肉が疲労し、頭痛を引き起こす要因となります。
施術後の頭痛や倦怠感は、数日で落ち着いてくるといわれています。
しかし症状が長引いたり、めまい、吐き気があらわれたりするようであれば、医師に相談してください。
内出血やむくみがおこる可能性がある
ボトックス注射では、細い針を刺して施術を行うため目立つ傷痕は残りにくいです。
ですが、針を肌に刺して施術を行うため、予防接種のときのような内出血が起こることがあります。
また、内出血以外にもむくみが生じる可能性もあります。
内出血やむくみが起きた場合、およそ1週間ほどで落ち着いてくるといわれています。
顔にボトックス注射をした際、内出血の色味が気になるかもしれません。
その場合はファンデーションやコンシーラーで隠すことができます。
皮膚がたるむ可能性がある
ボトックス注射をすると、筋肉の動きが緩むことで、徐々に筋肉が落ちていくといわれています。
余分な筋肉が落ちることにより、小顔効果や美脚つくりが期待されますが、中には肌がたるみを訴える方もいます。
皮膚の弾力が低いと、筋肉が落ちてきたときに表面の皮膚に余りが生じ、重力によって下がってしまうためです。
ボトックス注射後にがたるむ可能性があるのは、
- ご高齢の方
- 肌が薄い方
- 元々肌のたるみが気になっている方
が挙げられます。
表情がこわばる可能性がある
ボトックス注射をする際、必要とされる量を超える注入が行われることによって、稀に表情が不自然にこわばってしまうことがあります。
ボトックス注射のもつ筋肉の動きを緩める作用によって、過度に注入を受けた表情筋が動かしにくくなります。
そのため表情に左右差があらわれるなど、思い通りに表情が動かしにくくなる可能性があります。
しかしボトックス注射の効果は半永久的なものではありません。
およそ数週間経過することで、徐々にこわばりの改善が見込めます。
噛む力が弱まる可能性がある
エラの張りを改善するためにボトックス注射を行うと、食事がしにくいという訴えが聞かれることがあります。
エラの張りは、咬筋(こうきん)という筋肉が発達・肥大することが要因の1つとなります。
エラが発達しやすくなる要因には、
- 硬いものを頻繁に食べる
- 食いしばる癖がある
- 眠っている間、歯ぎしりをする
などが挙げられます。
エラにボトックス注射を受けた後、とくに食事中硬いものを食べるときに噛みにくさを感じるかもしれませんが、1週間ほどで慣れるといわれています。
出典:手術だけじゃない!エラ張りの治療法【医師監修】|品川美容外科|シナガワビューティーナビ
ボトックス注射の副作用が出た時の対処法
どんな治療でも副作用やリスクが伴うように、ボトックス注射も稀に失敗したり副作用があらわれたりする可能性があります。
一度注入した薬液を身体から取り除くことは非常に困難であり、対処法は時間が経つのを待つしかできません。
しかしボトックス注射の持続期間は3〜4ヶ月とされており、時間が経つとともに副作用の改善が見込めます。
効果が切れれば副作用も落ち着きますが、ボトックス注射を受ける際は、信頼をおける医師を選択することが大切です。
ボトックス注射の副作用を避けるためには
ボトックス注射の副作用を知り、不安になってしまった方もいるかもしれません。
ここからは、副作用を避けるためにできることを解説していきます。
激しい運動は避ける
ボトックス注射を受けた当日は、血行を良くするような行動は避けるのが望ましいです。
ボトックス注射の成分は熱に弱いという特性があり、施術後激しい運動をすると、血行を促進し体温が上がることによって効果が弱くなってしまう可能性があります。
効果減弱以外にも、血行を促進することで内出血が濃くなったり、広がったりする恐れもあります。
施術当日は激しい運動以外にも飲酒、長風呂なども血行促進されるため控えたほうが良いでしょう。
出典:ボトックス注射後に気をつけることはありますか?|プライム銀座クリニック|よくある質問
マッサージをしない
ボトックス注射を受けた後、マッサージやエステは避けたほうがよいでしょう。
ボトックス注射をした部位を強くもんだり、さすったりすることで注入された薬液が他の部分にまで広がり、十分な効果が得にくくなる恐れがあるからです。
他にも薬液が広がってしまうことで、狙ってない部位にまで作用し、関係のない筋肉が緩んでしまうこともあります。
ボトックス注射した部位とその周りのマッサージやエステは、1週間ほど期間を空けてから再開することをおすすめします。
治療後の妊娠は避ける
ボトックス注射によって、人の生殖機能などに影響を及ぼす可能性の有無は、現在確立された研究結果などは出ていません。
そのため、男女のどちらかがボトックス注射を行った際、卵子や精子に対して何らかの影響を与えてしまう可能性が否定できない状況です。
もし今妊活中など、妊娠を望んでいる場合は、カップルでボトックス注射を控えた方が良いでしょう。
もしボトックス注射を先に行った場合は、目安として3ヶ月ほど避妊をおすすめします。
出典:妊活中、妊娠中、授乳中にボトックス注射が出来ないのはなぜですか?|プライム銀座クリニック|よくある質問
注射したところは触らない
ボトックス注射をしたあと、注射部位に触れることも控えましょう。
触れることで注入した薬液を、関係のない部分にまで広げてしまうかもしれません。
目的の部位以外に広がってしまうことで、ボトックス注射の効果を十分得られなくなってしまったり、副作用を引き起こしてしまったりするリスクがあります。
薬液が他の部位に広がることを防ぐ以外にも感染予防の観点からも、ボトックス注射後3時間ほどは触らないように注意してください。
出典:ボトックス注射後の1週間をみてみよう 注射後の注意点についても紹介|クリスティーナクリニック銀座|コラム
ボトックス注射が受けられない人
ボトックス注射の副作用が半永久的ではないとはいえ、他の人よりも高いリスクを抱える人もいらっしゃいます。
下記に該当する場合、注意してください。
妊娠中の人
妊娠中の場合、ボトックス注射を受けた母体を通じて、胎児へと何らかの影響を招く可能性を否定できません。
妊娠を知らずに受けてしまったが特に何も起こらなかった、という例も聞かれますが、多くのクリニックでは妊婦への施術は控えているようです。
ボトックス注射を受ける前に妊娠が発覚した場合は、避けたほうが賢明です。
また、授乳中の方も母乳から乳児へと影響を与える可能性があるため、卒乳してから行うことをおすすめします。
神経疾患のある人
神経疾患のうち、神経筋接合部に関わる
- 重症筋無力症
- ランバート・イートン症候群
- 筋萎縮性側索硬化症
の疾患に該当する場合、ボトックス注射を受けることができません。
理由として、ボトックス注射は「神経筋接合部」に作用し、筋肉を緩める効果へと導きますが、上記の疾患をさらに悪化させてしまうリスクが高いからです。
また内服で治療している場合も、薬の作用を相殺したり、効果をより高めてしまったりする可能性があるため注意してください。
高齢の人
厚生労働省は65歳以下の成人にボトックス注射が認められるとしており、65歳以上の高齢者へは推奨されていません。
加齢に伴い持病を抱える方も少なくなく、筋弛緩作用を持つ薬を内服していると、相互作用が起きてリスクが高くなってしまいます。
相互作用を持つ薬には、
- アミノグリコシド系抗生物質
- 抗コリン剤
- ベンゾジアゼピン系薬剤及び類薬
などが挙げられます。
また高齢者は皮膚がたるみやすいため、副作用が出てしまう可能性もあります。
出典:ボトックス注用50単位/100単位|グラクソ・スミスクライン株式会社|添付文書
ボトックス注射副作用に関するよくある質問
ボトックス注射の副作用について知っていくことで、疑問が浮かんだ方もいるかと思います。
ここではよくある質問に対してお答えしていきます。
Q.ボトックス注射の副作用を防ぐ方法はありますか?
ボトックス注射において一番心配されることが多い副作用は、効きすぎてしまうことでしょう。
ボトックス注射の薬液が多く注入されたり、注入する部位がずれたりすることで効きすぎてしまうと、
- 眉が下がり、目つきが悪く見える
- 眉が吊り上がって怒ったような表情になる
- 瞼が開けにくくなる
- 表情筋が動かしにくく、無表情になる
などの可能性があります。
副作用を防ぐためには、効きすぎないよう薬液の量や部位を調整して施術することが大切です。
Q.ボトックス注射の副作用は元に戻りますか?
ボトックス注射を受けた後、もし眉が下がったり表情が動かしにくくなったりすると、ずっとこのまま治らないのでは?と不安になる方もいるかもしれません。
しかしボトックス注射の効果は半永久的なものではなく、時間の経過とともに効果は薄まっていき、副作用は改善していきます。
とはいえ、少しでも早く改善したい方もいると思います。
クリニックの中には、ボトックス注射の効果を弱めるアセチルコリン注射を扱うところもあるので、気になる場合は医師に相談してみてください。
Q.ボトックス注射の副作用で下痢になることはありますか?
国内のクリニックで行われるボトックス注射の種類は複数あります。
そのうち、ボトックスビスタという製剤名の添付文書によると、1%未満の確率で下痢や吐き気があらわれることがあるようです。
かなり低い確率ですが下痢などが絶対起こらないわけではないため、ボトックス注射を受けた後は、体調に気を配りながら過ごすことをおすすめします。
もし体調に異変を感じることがあれば、安静にしたり、必要に応じて医師に相談したりしてください。
出典:ボトックスビスタ注用50単位|アラガン・ジャパン株式会社|添付文書
Q.ボトックス注射で保険診察ができる箇所はどこですか?
ボトックス注射を使用した治療が必要な場合、保険診療で受けることができます。
ボトックス注射による治療が受けられる疾患は、主に以下の6つが挙げられます。
眼瞼痙攣や斜視 | 片側顔面痙攣 |
上肢/下肢痙縮 | 過活動膀胱・神経因性膀胱 |
小児脳性麻痺 | 重度の多汗症 |
いずれも美容目的ではなく、治療を目的として使用されるものとなります。
もし希望されたとしても、ボトックス注射による治療を受けられるかどうかは医師の判断によるため、気になる場合は相談してみるとよいでしょう。
ボトックス注射の副作用まとめ
ここまでボトックス注射の副作用について解説してきました。
本記事の要点をまとめると、以下の3つです。
- ボトックス注射の副作用として、注射時の痛み以外にも顔がこわばったり、噛む力が弱く可能性などが挙げられる
- ボトックス注射の副作用を予防するには、激しい運動を避けたり、注射部位を触ったりしないようにする
- ボトックス注射は妊娠中の人、神経疾患のある人、高齢の人は受けることができない
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
この記事の内容が、少しでもお役に立てたら嬉しいです。