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笑ったときに出る目尻のシワや、顔をしかめたときに出る眉間のシワなど、表情ジワに悩まれる方、「ボトックス注射」はご存じでしょうか。
シワ改善に効果が期待できるとして知られているボトックス注射ですが、実は他にも様々な悩みを改善する効果があります。
本記事ではボトックス注射の効果について、以下の点を中心にご紹介いたします。
- ボトックス注射とは何か
- ボトックス注射で得られる9つの効果とは
- ボトックス注射に副作用はあるのか
本記事を、ボトックス注射を受けるための参考にしていただければ幸いです。
是非最後までお読みください。
ボトックス注射は自由診療のため、保険適用外です。
ボトックス注射とは
ボトックス注射とは、食中毒の原因となる「ボツリヌス菌」の作り出す「A型ボツリヌス毒素」を注射することで、シワやエラ張り、肩こりなどを改善する治療法です。
A型ボツリヌス毒素には筋肉をリラックスさせる作用があるとされています。
これによって、
- シワのできる部分に注射する
- シワの原因となっている筋肉を緩める
- シワが目立たなくなり、ピンと張った肌になる
という効果が期待できます。
「毒素」ではありますが、天然のタンパク質からできた毒素を分解したものなので、ボツリヌス菌の成分が注射に含まれているわけではありません。
元々は、眼科や神経内科の分野で、目の痙攣や顔しかめなどの治療に使われていたこともあります。
ボトックス注射の効果
ボトックス注射には、シワの改善以外にも、エラ張りの改善、肩こりの改善など様々な効果が見込めます。
これから詳しくご紹介していきます。
シワが改善する
表情ジワの原因は、表情筋にあります。
笑ったり怒ったりして表情筋が収縮した際、加齢により薄くなった皮膚が踏ん張ることができなくなり、シワが刻まれていきます。
この表情筋の働きをボトックス注射で緩めることによって、シワができにくくなる効果が見込めます。
ボトックス注射の効果が期待できるのは、
- おでこのシワ
- 眉間のシワ
- 目尻のシワ
- 上口唇の縦ジワ
- あごのシワ(梅干しジワ)
などです。
年齢を重ねるごとに、シワが気になってきた方も多いのではないでしょうか。
シワが改善されることによって、若々しい印象を周りに与えることができるかもしれません。
たるみが改善する
目元や首のたるみの改善には、通常のボトックス注射ではなく、マイクロボトックスリフトという施術が効果的です。
マイクロボトックスリフトは、皮膚の浅い層に注射することで、筋肉全体ではなく筋肉の表面繊維にだけ働きかけ、目元や首のたるみを引き締める効果が見込めます。
マイクロボトックスリフトを受けた部分は全体的に引きあがり、肌にはハリが出るため、若々しい印象を与えることができるでしょう。
エラ張りが改善する
エラの張りが気になる方は、咬筋と呼ばれる歯を食いしばるときに使われる筋肉が発達しすぎている可能性があります。
無意識に歯を食いしばっていたり、寝ているときに歯ぎしりをしたりする方もいるかもしれません。
この咬筋にボトックス注射をし、発達しすぎた筋肉を緩めて縮小していきます。
そうすることで、四角く張っていたエラが目立たなくなり、小顔効果が期待できるのです。
この治療は「エラボトックス」と呼ばれています。
花粉症が緩和する
毎年、大量に飛散する花粉に悩まされている方も多いのではないでしょうか。
ボトックス注射によって、花粉症も緩和させることができるとされています。
花粉症は、花粉という異物に対して人間の身体が起こす免疫反応ですが、これが過剰になると鼻水やくしゃみなどで生活に支障をきたすことがあります。
ボトックスを鼻の粘膜に浸透させることによって、鼻水などを分泌させる副交感神経の興奮を抑えることができ、その結果花粉症の症状を緩和することができるとされています。
ボトックスを注射するのではなく粘膜に浸透させるだけの施術で、早い方はその日のうちに効果を実感できるといわれています。
ガミースマイルが改善する
笑ったときに歯茎が見えることを「ガミースマイル」と言いますが、このガミースマイルの治療にもボトックス注射が使われることがあります。
ガミースマイルの原因の一つとして、笑ったときに上唇を持ち上げる筋肉(上唇挙筋)が発達しすぎていることがあります。
ボトックス注射をすることで、上唇挙筋が過剰に動くことを防ぎ、その結果としてガミースマイルが改善される効果が期待できるのです。
ガミースマイルのせいで自分の笑顔に自信が持てなかった方は、ボトックス注射を受けることを検討してみると良いかもしれません。
肩こりが改善する
デスクワークや育児が原因で、肩こりに悩まされていませんか。
実はボトックス注射によって、肩こりも改善することが期待できます。
肩こりは、姿勢不良やストレス、運動不足により肩周りの筋肉が緊張し血行が悪くなることで起きます。
その肩周りの筋肉にボトックス注射をすることで、筋肉をリラックスさせ、結果的に肩こりが改善される見込みがあるのです。
また、この肩ボトックスは、首回りのシルエットをすっきりさせる効果が期待できるため、美容目的の方や、結婚式を控える花嫁さんも施術を受けることがあるようです。
ふくらはぎを細くする
太いふくらはぎを「ししゃも脚」と呼ぶことがありますが、このししゃも脚もボトックス注射によって細くすることができるとされています。
ふくらはぎが太くなる原因は、運動やヒール靴を長時間履くことなどにより筋肉が発達しすぎてしまったことにあります。
ふくらはぎの筋肉にボトックス注射をすることによって、筋肉を縮小させることができ、すっきりとしたふくらはぎを手に入れることが期待できます。
二の腕を細くする
ボトックス注射は、二の腕を細くすることも可能とされています。
二の腕に脂肪が付きすぎて太くなってしまった場合の効果は薄いですが、スポーツや育児などで筋肉が発達しすぎて太くなってしまった場合にはボトックス注射が有効であるケースがあります。
張りが気になる筋肉にボトックス注射をすることで、筋肉を縮小させることができ、細い二の腕を作ることができるといわれています。
ワキガ・多汗症が改善する
ワキガや多汗症の治療には、手術が必要と思われている方も多いのではないでしょうか。
実は、ボトックス注射は、ワキガや多汗症の治療にも効果が期待できます。
ワキガは、アポクリン汗腺と呼ばれるところから分泌される汗と、肌表面にある雑菌が混ざり合うことで不快なにおいを発生させます。
多汗症は、エクリン汗腺から汗が過剰に分泌されることで起こります。
ボトックス注射をすることで、それらの汗腺から汗が分泌されるのを抑え、ワキガや多汗症の改善ができる効果が期待できます。
ボトックス注射は一時的な治療ではありますが、ダウンタイムがなかったり手術痕が残らなかったりするのがメリットと言えます。
ボトックス注射の効果の持続期間
ボトックス注射の効果は、表情筋の場合は施術後2〜3日で効果があらわれることが多く、その後3カ月から6カ月の間、効果が持続するとされています。
エラボトックスや脇ボトックスの場合は施術後1〜2週間ほどで変化が見込め、表情筋と同じくらいの持続期間が見込まれます。
効果の持続時間については、個人差もあるようですので、担当の医師とよく相談した上で施術を受けましょう。
また、1度目の効果がなくなる前に2度目の施術を受けるなど、継続して治療することで、長い期間効果が持続する傾向があります。
ボトックス注射の副作用
気になる部分に注射をするだけなので、手軽に受けられる印象のあるボトックス注射ですが、どのような副作用があるのでしょうか。
アレルギー反応がでる
ボトックス注射を受けた際、身体がボトックスを異物と判断し、赤みや腫れなどのアレルギー反応を起こす場合があります。
多くの場合は1週間から1カ月ほどで治まるようです。
アレルギー反応について心配な方は、担当の医師に事前に相談することをおすすめします。
むくみ・内出がおこる
普段の注射でも内出血が起こることがありますが、ボトックス注射も同様に内出血が起こる可能性があります。
また、注射した部分にむくみが見られることもあります。
いずれにしても、数日から1週間で症状は落ち着きますが、ボトックス注射の直後に予定がある場合などは注意が必要です。
表情がこわばる
ボトックス注射は、筋肉の働きを緩める作用があるので、注射する部位を間違えてしまったり量が多すぎたりした場合、表情筋を自然に動かすことができなくなることがあります。
その結果、笑っているのに笑顔が引きつってしまったり、左右非対称な表情になってしまったりします。
施術を受ける前にクリニックでカウンセリングを受け、施術者の技術力に納得してから治療を開始することをおすすめします。
頭痛になる
ボトックス注射を受けると、特定の筋肉がリラックスする分、普段と異なる筋肉に負担がいってしまうことがあります。
その場合、筋肉に疲労がたまり、頭痛が起こる可能性があります。
多くの場合は、数日安静にしていれば自然に治まるようですが、まれに発熱やめまいといった症状が起きることがあるようです。
症状が続くときには、担当の医師に相談してください。
ボトックス注射の効果に関するよくある質問
ボトックス注射の効果に関して、よくある質問とその回答をまとめました。
Q.ボトックス注射の効果はいつからでますか?
ボトックス注射の効果があらわれ始める期間については、個人差があります。
また、ボトックス注射を初めて受ける方と、何度目かの方とでも、効果の感じ方に違いがあります。
施術を受けてから2〜3日から1週間ほどで効果が出始め、2週間から1カ月で状態が安定するのが一般的です。
シワやたるみに比べ、ふくらはぎや二の腕のシェイプアップ、肩こりの改善のほうが効果を感じられるまでに時間を要することが多いようです。
Q.ボトックス注射は妊娠中でも受けられますか?
ボトックス注射は、妊婦や胎児への安全性が確立されていません。
そのため、妊娠中にボトックス注射は受けられないことになっています。
授乳中の女性についても同様で、ボトックス注射は受けられません。
また、胎児への影響を避けるため、ボトックス注射を受けた後は、女性で2カ月間、男性で3カ月間は避妊する必要がありますので、ご注意ください。
Q.ボトックス注射にダウンタイムはありますか?
ボトックス注射にはダウンタイムがほとんどありません。
まれに注射した部位に腫れや内出血、違和感が出る場合がありますが、数日でおさまるとされています。
ボトックス注射による副作用を避けるためにも、施術当日の長風呂やサウナ、飲酒、激しい運動は控えるようにしてください。
また施術後数日はマッサージを控えることで、薬剤が他の部位に広がるのを避けることができます。
Q.ボトックス注射はどのくらいの間隔で受けられますか?
ボトックス注射は基本的には、約3カ月は間隔をあける必要があります。
ボトックス注射は、3カ月から6カ月ほどで効果が切れるため、繰り返し施術を受けることが望ましいでしょう。
繰り返し施術を受けることによって、徐々に持続期間が長くなることもあります。
効果の切れる期間については、個人差がありますので、医師と相談して次の施術のタイミングを決めてください。
増加傾向にあるボトックス注射について
近年、美容医療に対する理解が広がるとともに、美容外科治療も増加傾向にあります。
その背景には、ボトックス注射やヒアルロン酸注射など、メスを使わない治療方法が発展してきたことが大きく関係しています。
メスを使う美容外科手術に対し心理的抵抗が大きい方も、メスを使わない治療であればダウンタイムも短く、元の容貌を大きく変えずに美しくなれるとして受け入れやすいようです。
アメリカでは、メスを使わない美容外科治療の件数が1997年から2016年の19年間で約15倍に増えました。
その中でも、ボトックス注射の施術件数は1位となっています。
日本の患者受診数も、アメリカに続いていくことが予想されるので、今後数年間でボトックス注射を受ける人はさらに増えていくでしょう。
出典:見た目の抗加齢医療の現況と実際~健康的に美しく歳を重ねるためのサポートとしての美容医療~
ボトックス注射の効果まとめ
ここまでボトックス注射の効果についてお伝えしてきました。
ボトックス注射の効果の要点をまとめると以下の通りです。
- ボトックス注射は、シワやエラ張り、肩こりなどの改善が見込める治療法
- ボトックス注射に期待できる効果は、シワやたるみ、エラ張り、花粉症、ガミースマイル、肩こり、ワキガや多汗症の改善や、ふくらはぎや二の腕を細くするなど
- アレルギー反応、むくみ、内出血、表情がこわばる、頭痛になるなどの副作用が出ることがある
これらの情報が少しでも皆さまのお役に立てれば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。