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AGA治療とは
AGAとは、成人男性が発症する薄毛・脱毛が少しずつ進行する症状のことです。
このAGAの進行を抑える治療をAGA治療といいます。
ではいったい、AGA治療にはどのくらいの費用がかかるのでしょうか。
また、どのような治療方法があるのでしょう。
本記事ではAGA治療について以下の点を中心にお伝えします。
- AGA治療に費用をかける意味とは
- AGA治療の種類は
- AGA治療の費用相場は
AGA治療について理解するためにもご参考いただけますと幸いです。
ぜひ最後までお読みください。
AGA治療に費用をかけるのは意味のあること？
AGAは進行型の脱毛症です。
一度発症してしまうと、完治はしないといわれています。
では、AGA治療に費用をかけるのにはどのような意味があるのでしょうか。
AGA治療に費用をかける理由として、AGAの進行を抑えることがあります。
若いうちからAGA治療を始めることで、薄毛による悩みがなくなります。
POINT!AGA治療開始が遅くなればなるほど、脱毛が進行してしまいます。
実際にAGA治療を受けて「抜け毛が減った」「髪が太くなってきた」という声が多く見られます。
「最近、髪のボリュームが減ってきたかな。」と、気になっている方は、早めにAGA治療クリニックで相談することをおすすめします。
AGA治療初月の費用
AGA治療では、初月は無料で行っているクリニックがあります。
クリニックフォアを始め、オンラインクリニックでは初月無料となっているところが多くあります。
AGAオンラインクリニックは、
- いつでも治療が受けられる
- 誰にも合わずに治療が受けられる
- 自分のペースで治療が受けられる
などのメリットがあります。
また、アフターケアが充実しているクリニックも多くあります。
初月無料後の治療では、さまざまな料金プランを選べるクリニックもあります。
AGA治療の年間の費用
AGA治療では、年間どのくらいの費用がかかるのでしょう。
治療プランや使用する薬の種類にもよりますが、1ヶ月あたり1万5,000円〜3万円程度必要となります。
平均して年間18万円〜36万円程になります。
一般的な内訳を見てみると、以下の表のようになります。
| 初診料・再診料 | 初診料：無料〜5,000円 再診料：1,000円〜3,000円 |
| 検査料 | 5,000円〜1万円 |
| 薬代 | 5,000円〜 |
| その他の費用 | 育毛シャンプー、サプリメント、高度な治療など |
内服薬の費用相場
AGA治療は、基本的に保険が適用されません。
保険が適用されるものには、風邪やその他の病気、骨折などがあります。
風邪やその他の病気は、放置すると命に関わる場合があります。
骨折も、そのままにしておくと日常生活に支障をきたしてしまいます。
POINT!
AGA治療の内服薬にも保険が適用されませんので、薬代も全額実費となります。
AGA治療の内服薬には、
- 脱毛を抑制するもの
- 育毛を促すもの
上記2種類があります。
内服薬の費用の相場は、1ヶ月あたり3,000円〜1万5,000円程度となっています。
外用薬の費用相場
現在では、使用されている外用薬はミノキシジルのみとなっています。
AGA治療の外用薬は、内服薬と併用されることが多いです。
費用の相場は、
- 外用薬のみの使用の場合、1ヶ月あたり5,780円〜1万5,400円程です。
- 外用薬と内服薬の併用した場合、1ヶ月あたり1万5,000円〜3万円程度となっています。
注入薬の費用相場
注入薬とは、髪の毛の育毛を促す薬を頭皮から直接注入する治療法のことです。
内服薬と外用薬の補助薬として使用されることが多くなっています。
POINT!注入薬を使用するのは、3〜4週間に1回程度です。
費用相場は、1回あたり2万円〜6万円となっています。
植毛の費用相場
植毛は、後頭部などの目立たない部位からAGAの症状が出ている部位に自毛を移植する治療法です。
POINT!
AGAを発症している範囲がごく僅かであれば、30万円程で治療が受けられます。
ですが、広範囲になると1回の治療で200万円程の費用がかかってしまうこともあります。
AGA治療は保険適用で費用は抑えられる？
前述の通り、基本的にAGA治療には保険は適用されません。
AGA治療は、健康状態に影響を及ぼさない自由診療とみなされているからです。
保険が適用されない自由診療では、クリニックごとに費用が設定されています。
AGA治療クリニックで治療費が異なるのはこのためです。
皮膚科や美容皮膚科で治療を受けるとどうなのかという質問をみかけることがあります。
POINT!
AGA治療で保険が適用される症状として、
- 円形脱毛症
- びまん性脱毛症
- 脂漏性脱毛症
などがあります。
ですが、これらの症状でも治療内容によっては保険が適用されないこともあります。
まとめると以下の通りです。
| 保険が適用される治療 | 保険が適用されない治療 | |
| 円形脱毛症 | 内服薬・外用薬 ステロイド局所注射 紫外線療法・冷却療法など |
局所免疫療法 |
| びまん性脱毛症 | 主成分がカルプロニウム塩化物の外用薬 | 内服薬 外用薬（ミノキシジル） |
| 脂漏性脱毛症 | 外用薬 | ケミカルピーリング イオン導入など |
また、AGA治療では基本的に医療費控除も適用されません。
医療費控除の場合、在住している税務署で判断基準が異なっています。
AGA治療では保険や医療費控除は適用されませんが、治療方法は自分で選べます。
治療を開始する前に、クリニックでしっかりと相談しておきましょう。
AGA治療の費用を抑える方法
AGA治療の費用を抑える方法には、
- ジェネリック薬を取り扱っているクリニックを選ぶ
- オンラインで診療を行う
- 早期からAGA治療を始める
- キャンペーンを行なっているクリニックを選ぶ
- セルフケアをする
などがあります。
それぞれ解説します。
ジェネリック薬を取り扱っているクリニックを選ぶ
最近ではさまざまなジェネリック医薬品が販売されています。
AGA治療薬も例外ではありません。
ジェネリック医薬品は費用が抑えられているため、効果に不安を感じる方もいるでしょう。
ですが、ジェネリック医薬品は厚生労働省が定める基準を満たしたもののみが市場に流通しています。
POINT!
現在、AGA治療薬のジェネリック医薬品は以下のものがあります。
| 主なジェネリック医薬品 | 費用相場 | |
| フィナステリド錠1mg （ファイザー） |
3,800円〜5,500円 | プロペシアのジェネリック医薬品 |
| フィナステリド錠1mg （サワイ） |
3,800円〜5,500円 | |
| フィナステリド錠1mg （武田テバ） |
4,500円〜6,000円 | |
| メディカルミノキ5 | 7,800円 | ミノキシジル配合薬のジェネリック医薬品 |
| ミノキシジル配合外用液5％ 「FCI」 |
4,950円 | |
| リグロEX | 7,480円 | |
| デュタステリドカプセル1mgZA （トーワ） |
6,500円〜7,000円 | ザガーロのジェネリック医薬品 |
| デュタステリドカプセル1mgZA （サワイ） |
6,500円〜7,000円 | |
| デュタステリドカプセル1mgZA （MYL） |
6,500円〜7,000円 |
オンラインで診療を行う
AGA治療の費用は、オンライン診療を行うことで抑えられます。
オンライン診療は、クリニックに通わなくても治療を受けられるため、交通費がかかりません。
また、通常よりも処方箋が安くなります。
クリニックによる違いはありますが、オンライン診療価格を導入しているところもあります。
早期からAGA治療を始める
AGAは進行型の脱毛症です。
脱毛の症状が出て放置すると、どんどん脱毛が進行します。
したがって、使用する治療薬の量や種類も増えていきます。
POINT!
脱毛が始まってすぐの治療なら、脱毛抑制薬の使用だけで済む場合があるからです。
キャンペーンを行っているクリニックを選ぶ
AGA治療クリニックでは、さまざまなキャンペーンを行なっているところがあります。
行なっているキャンペーン内容はクリニックで異なりますが、
| のりかえキャンペーン | 交通費一部補助 | 2年目以降特別料金 |
| 雨の日特典 | 初詣実感モニター | 学割 |
| 友だち紹介 | 初診料無料 | 再診料無料 |
などが例としてあげられます。
キャンペーンの種類は行なっているクリニックにより違いがあります。
セルフケアをする
生活習慣の乱れはAGAの原因の1つとされています。
仕事などが忙しく食生活が乱れると、栄養バランスも崩れてしまうことが多くなります。
- 髪の成長には、亜鉛やたんぱく質などのミネラルが欠かせません。
- 糖質も髪の成長には欠かせない栄養素の1つです。
また、たばこにはニコチンや一酸化炭素などの有害物質が多く含まれます。
これらの物質は、血管を収縮させたり身体の酸素の供給を妨げたりします。
酸素は血液とともに全身に運ばれます。
血管が収縮したり、全身に酸素が行き渡らなくなったりすると、頭皮にも髪の成長に必要な酸素が行き渡らなくなります。
頭皮に酸素が行き渡らないと髪は成長ができません。
POINT!AGAの治療方法
AGAの治療方法には、
- 内服薬
- 外用薬
- 注入薬
- 植毛
などがあります。
それぞれ見ていきます。
内服薬
内服薬の服用は、AGA治療で良く利用される治療方法です。
内服薬の服用では、脱毛の抑制や育毛の効果が期待されます。
内服薬の種類には、
- プロペシア
- フィナステリド錠（プロペシアのジェネリック医薬品）
- ザガーロ
- ミノキシジル
などがあります。
プロペシア、フィナステリド錠、ザガーロは主に脱毛抑制、ミノキシジルは育毛促進を目的として使用されることが多いです。
外用薬
AGA治療の外用薬では主にミノキシジルが使用されています。
ミノキシジル外用薬はAGAが発症している部位に薬剤を塗布する塗り薬です。
POINT!
外用薬は内服薬と併用されることが多くなっています。
ミノキシジル外用薬は市販されているので、比較的手に入りやすいです。
注入薬
注入薬を使った治療方法には、メソセラピーとHARG療法があります。
どちらも頭皮に薬剤を注入する治療方法です。
注入方法は、注射や炭酸ガスの噴霧などがあります。
- メソセラピーは、クリニックで注入する薬の種類が違うことが特徴です。
複数の薬剤があり、症状に合わせた薬剤を注入します。
- HARG療法は髪の成長に必要な成分が配合されたHARGカクテルを注入します。
HARGカクテルは1種類のみで、クリニックによる違いがないのが特徴です。
植毛
植毛は、AGAが進行している部位にまだ髪の残っている部位から自毛を移植する治療方法です。
移植した髪は再度抜けることはないため、AGAの進行は抑えられます。
ですが、残っている髪が多くなければ移植は難しくなります。
AGA治療の効果が出てくるまでの期間
AGA治療を始めて効果が実感できるまでにどのくらいの期間が必要なのでしょうか。
効果の感じ方には個人差があります。
また、生活習慣でも効果は違ってきます。
ここでは平均的な期間をみていきましょう。
平均は3か月から6か月
AGA治療を開始して、早い人では3ヶ月程で効果を実感できます。
平均的には6ヶ月程度といわれています。
AGA治療を開始して、1ヶ月あたりから古い髪が抜けてしまいます。
一時的に、髪が減ってしまう現象が起きます。
これは、髪の成長サイクルを正常な状態にするために起こる現象です。
新しい毛が成長できずに抜けてしまうことで、AGAの進行へと繋がります。
このサイクルを正常にするための脱毛が、治療を始めて1～3ヶ月頃に起こります。
治療を始めるのが遅いと効果が出るのも遅くなる
AGA治療の効果を早く感じたい方は、早い段階での治療開始をおすすめします。
治療を始めるのが遅くなればなるほど、効果が出るのも遅くなってしまうからです。
AGAは、髪の成長サイクルが乱れることによって起こる症状です。
毛根が死滅してしまうと、いくらAGA治療を続けても髪が生えてくることはありません。
また、AGAの症状が重度の場合、新しい髪を育てていく必要が出てきます。
完全に露出している頭皮に産毛から育てていかなければならないため、時間もかかってしまいます。
AGA治療をする際の注意点
AGA治療をする際には、注意すべき点がいくつかあります。
中には、周りの人にも影響を及ぼすこともあるので、副作用についてしっかり理解しておく必要があります。
副作用があることを理解する
AGA治療薬に限らず、ほとんどの薬には副作用があります。
薬を服用する際にはその副作用についてしっかり理解しておく必要があります。
AGA治療薬の副作用には主に以下のものが報告されています。
- 性欲減退
- 勃起不全
- 肝機能障害
- 倦怠感・食欲不振
- 頭皮のかゆみ・かぶれ
- 立ちくらみ・めまい
- 動悸・息切れ
- 多毛症
薬ごとの主な副作用は以下のようになっています。
| 薬の種類 | 主な副作用 |
| プロペシア | 性欲減退
勃起不全 肝機能障害 |
| ザガーロ | 勃起不全
性欲減退 肝機能障害 倦怠感・食欲不振 |
| ミノキシジル | 立ちくらみ・めまい
動悸・息切れ 多毛症 頭皮のかゆみ・かぶれ |
ですが、副作用の起こる可能性はいずれも0.1％〜0.2％程度といわれています。
医師の指示を守って服用し、万が一副作用と思われる症状が出た場合には、すぐにクリニックに相談しましょう。
参考：AGA治療薬の副作用について｜男性機能や子作りへの影響、副作用が出た時の対処法を解説
女性はAGA専用薬品を服用しない
女性でも、薄毛で悩んでいる方はいるかもしれません。
ですがAGA治療薬のうち、プロペシアとザガーロは男性専用のものとなっています。
肌に触れることで経皮吸収されてしまいます。
POINT!AGA治療費用に関するよくある質問
ここからはAGA治療費用に関する、よくある質問をご紹介していきます。
AGAの治療薬はどのくらいの費用がかかるのか、参考にしてください。
AGA治療薬はいくら？
AGA治療薬は種類によって費用が異なります。
相場としては、
- 内服薬が1ヶ月あたり3,000〜1万5,000円
- 外用薬が1ヶ月あたり1万円〜1万5,000円
- 注入薬が1回あたり2万円〜6万円
となっています。
プロペシア治療はいくら？
プロペシアの1ヶ月あたりの費用は5,000円〜8,000円となっています。
クリニックによっては、1ヶ月あたり8,000〜1万円程度のところもあるようです。
フィナステリド錠はいくら？
フィナステリドはプロペシアのジェネリック医薬品です。
1ヶ月あたりの費用相場は3,800円〜5,000円程度となっています。
AGA治療は個人でしたほうが料金を抑えられる？
AGA治療薬は個人で輸入ができます。
料金も安く抑えることは可能です。
プロペシアのジェネリックを例にあげてみます。
- フィンペシア 30錠約1,500円
- フィナロ 100錠4,250円
- エフペシア 100錠4,950円
日本製のプロペシアのジェネリック医薬品は28錠が3,800円〜5,000円ですので、非常に安く感じるかもしれません。
偽物ということも十分に考えられます。
身体に害を及ぼす可能性もあり得ます。
AGA治療の費用のまとめ
ここまでAGA治療の費用についてお伝えしてきました。
AGA治療の費用の要点をまとめると以下の通りです。
- AGA治療に費用をかける意味は、早い段階でAGA治療を開始することで脱毛の進行を抑えることができる
- AGA治療の種類は、内服薬、外用薬、注入薬、植毛がある
- AGA治療の費用相場は、年間18万円〜36万円程である
これらの情報が少しでも皆さまのお役に立てば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。