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抜け毛になるには遺伝やストレスなどさまざまな原因があります。
早めの対策で薄毛を予防したいという方は多いのではないでしょうか。
本記事では薄毛対策について以下の点を中心にご紹介します。
- 薄毛になる原因は？
- 今からできる薄毛対策8選
- 抜け毛が進んでいるかチェックする方法
薄毛について理解し、早めの対策をしていきましょう。
ぜひ最後までお読みください。
ヘアサイクルの仕組みとは
健康な髪でも、毛髪が抜ける・生えるというヘアサイクルを繰り返すのは自然なことです。
そのため髪が一日に100本前後抜けることもあります。
正常な髪は成長期が2～6年・退行期が2週間・休止期が3～4ヶ月という期間を経て抜け落ちます。
しかし抜け毛が以前より増えていると、ヘアサイクルの期間が短くなったり乱れている可能性があります。
抜け毛が以前より増えたと感じる方は原因を知り対処していきましょう。
薄毛の原因
抜け毛や薄毛にはさまざまな原因があります。
自分に当てはまるものがないかチェックして薄毛対策をしましょう。
男性ホルモン
テストステロンは男性らしさを作る「モテホルモン」とも呼ばれるホルモンです。
筋肉や骨格を成長させて体格を作り、髭を生やす、精神面にも影響与えるなど重要なホルモンです。
しかしテストステロンが5aリダクターゼと結合すると、身体にとって悪さをするジヒドロテストステロン（DHT）に変わってしまいます。
ジヒドロテストステロンがヘアサイクルを乱したり髪の成長を妨げて、脱毛の原因となってしまいます。
遺伝
両親が薄毛の場合、子にも遺伝しやすいといわれています。
5aリダクターゼの情報などが遺伝で受け継がれやすいためです。
両親が薄毛でなくても、祖父母など家系に薄毛の方がいる場合も隔世遺伝で薄毛になりなることがあります。
しかし父方・母方どちらか、どの遺伝子を受け継ぐかによっても変わるため、必ず自分が薄毛になるというわけではありません。
頭皮の血液循環不良
血行が良いと血液によって毛髪へ栄養が送られ、毛髪が成長しやすくなります。
しかし血行が悪いと栄養が運ばれにくくなり、老廃物も溜まりやすくなるため、毛髪の成長に影響が出てしまいます。
血行が悪くなる原因にはストレスや生活習慣の乱れ、運動不足などが上げられます。
長時間のデスクワークを行っている方や運動の時間が取れない方は、血行不良になっている可能性があります。
生活習慣の乱れ
毛髪も普段口にしている食べ物の栄養を元に成長しています。
そのため食事のバランスが悪いと毛髪の成長に影響することがあります。
インスタント食品に頼りきりになっている方や、偏った食事になっている方はなるべく見直しましょう。
また寝ている時に出る成長ホルモンも、毛髪の成長にとって重要です。
薄毛に悩んでいる方が睡眠不足や細切れ睡眠になっている場合は、睡眠を見直すことも大切です。
飲酒や喫煙も薄毛に影響するといわれています。
ストレス
ストレスも薄毛の原因となる場合があります。
ストレスが薄毛につながる理由は以下のようなものがあります。
- 交感神経が優位になり、血管が収縮する
- 皮脂分泌過剰になり、頭皮環境が悪くなる
- ストレスによる睡眠不足
最近抜け毛が増えたという方は、ストレスを感じていないか振り返ってみましょう。
ストレスによって薄毛にならないように対策が重要です。
外的要因
紫外線や洗浄力の高いシャンプーも頭皮のトラブルを起こす元となります。
紫外線はいろいろなトラブルを引き起こしますが、毛髪や頭皮も例外ではありません。
紫外線対策として、髪にも使える日焼け止めを使ったり帽子を取り入れたりしてみましょう。
頭皮の汚れを落とすことは大切ですが、洗浄力が高いと皮脂を落としすぎてかゆみやフケの元となります。
またヘアカラーやパーマを頻繁にやりすぎると頭皮への刺激になります。
薄毛対策8選
薄毛対策には自分で行うセルフケアとクリニックでの治療の２つの方法があります。
セルフケアとクリニックを同時に行うとより効果が期待できます。
生活習慣を見直す
薄毛対策のためにバランスの良い食事をしたり、運動を取り入れましょう。
食事はバランスよく摂ることが大切ですが、特に髪を作るもととなるタンパク質や亜鉛を意識して摂りましょう。
タンパク質は肉や魚、亜鉛はレバーや卵、納豆などから摂取できます。
普段忙しく運動をする時間がないという方は、日常生活で少しずつ運動を取り入れてみてください。
階段を使う、一駅分歩いてみるなど意識するだけで活動量を増やすせます。
お酒やタバコを控える
お酒やタバコを控えることも薄毛対策に繋がります。
お酒やタバコによって、毛髪に栄養が届きにくくなったり、血行が悪くなるためです。
いきなりお酒やタバコを0にするのが難しいという方は、少しずつ減らすことから始めてみましょう。
週に2日休肝日を作ったり、タバコの本数を徐々に減らしましょう。
お酒やタバコを一度に我慢するのはストレスに感じる方もいるかもしれません。
お酒やタバコを減らしたり辞めたりすることで起こるメリットに目を向けて、上手にストレス発散しながら続けましょう。
ストレス発散をする
ストレスが溜まっているという方は、ストレス発散をして薄毛対策をしましょう。
ストレス発散方法は人それぞれですが、以下のようなものがおすすめです。
- 散歩や適度な運動
- 休日は好きなことをする時間を作る
- 音楽を聴く
- 映画や漫画を楽しむ
ストレス発散をすることは薄毛対策の他にもさまざまなメリットがあるので、自分に合うストレス発散方法を見つけてみてください。
質の良い睡眠をとる
毛髪の成長には、寝るときに出る成長ホルモンも重要です。
睡眠時間を確保する・まとまった睡眠をとるという他に、睡眠の質も高めましょう。
睡眠の質を高めるには以下の方法が効果的です。
- 寝る前にスマホやパソコンをなるべく見ない
- 入浴は寝る2時間前に済ませる
- 食事は寝る3時間前に済ませる
22時～夜中の2時は睡眠のゴールデンタイムといわれてますが、忙しくゴールデンタイムに眠るのが難しいという方も多くいます。
ゴールデンタイムに縛られず、自分の生活スタイルに合った時間に質のいい睡眠ができるようにしましょう。
シャンプーを見直す
洗浄力の高いシャンプーは、頭皮の必要な皮脂まで洗い流してしまいます。
フケ・かゆみの原因とならないためにも、刺激の少ないシャンプーを選びましょう。
おすすめのシャンプーはアミノ酸系やベタイン系です。
アミノ酸やベタイン系であれば、汚れを洗い流しながら、必要な皮脂は守れます。
洗うときはゴシゴシと擦らず、指の腹で優しくマッサージするように洗いましょう。
頭皮マッサージをする
頭皮マッサージは血行を良くするため、毛髪へ栄養を届けやすくなります。
自分でできる頭皮マッサージの方法をご紹介します。
- 両手で頭皮全体をやさしく揉みほぐす
- 指先で弾くように頭皮全体を優しく叩く
- 後頭部や側頭部も襟足からつむじに向かってもみほぐす
- てのひら全体で頭皮をぐっと上に引き上げて離すを数回繰り返す
シャンプーの後や、寝る前に行ってみてください。
血行促進の他にリラックス効果も期待できます。
育毛剤・発毛剤を使う
自宅で手軽にできる薄毛対策のひとつとして、育毛剤・発毛剤を使う方法があります。
育毛剤は現在ある毛髪を太く、丈夫にする効果が期待できる医薬部外品です。
発毛剤は毛を生やす効果が期待できる医薬品です。
しかし男性型脱毛症と呼ばれるAGAは市販の育毛剤では効果が期待できないため、クリニックの受診をおすすめします。
AGA治療を行う
男性ホルモンによって起こる薄毛をAGA（男性型脱毛症）といいます。
AGAはセルフケアで治すのは難しいため、クリニックでの治療がおすすめです。
AGAの治療は薬物療法や植毛、光治療がありますが、もっとも多い治療は薬物療法です。
AGAの方はヘアサイクルが1年ほどに短縮してしまっているため、治療は最低1年は続けることが大切です。
医師とスケジュールを組んで進めていきましょう。
AGA治療が気になる方は、まずカウンセリングを受けてみましょう。
薄毛を確認する方法
薄毛やAGAは早めに対処することが大切です。
薄毛やAGAの前兆をセルフチェックする方法をご紹介します。
最近ストレスを感じている
ストレスは血行不良となり薄毛の原因ひとつとなります。
ストレスを強く感じている方は薄毛につながる前にストレス発散し、ストレスを溜めないようにしましょう。
遺伝
両親や祖父母など家系に薄毛の方がいる場合、薄毛が遺伝する可能性があります。
家系に薄毛が多い、自分も遺伝している可能性があると感じる方は、薄毛の兆候がないかときどきチェックしておきましょう。
セルフケアやクリニックで早めに対処することで進行を遅らせられる場合があります。
生活習慣
バランスの悪い食事が続いていたり、睡眠不足など生活習慣の乱れが続いていると薄毛につながることもあります。
「生活習慣の乱れが続いて、気付いたら薄毛が進行していた！」とならないよう、日頃から生活習慣を整えるよう意識しましょう。
抜け毛が多くなったように感じる
健康な毛髪でも1日に100本程は抜けますが、明らかに抜け毛が増えていると感じている方は注意が必要です。
「まくらに抜け毛がたくさんついている」「シャンプーの時に抜け毛が増えた気がする」という方はAGAが進行している場合があります。
季節によって抜け毛が多くなることもあるので、一時的に抜け毛が増えることもあります。
抜け毛が長期的に続く場合は薄毛やAGAの可能性があるので、頭皮が目立ってきていないかチェックしましょう。
出典：「薄毛治療｜メディアアージュクリニック」
つむじ部分が薄くなってきているように感じる
AGAの進行パターンにはいくつか種類がありますが、つむじ部分が薄くなってくるのもAGAの進行のひとつです。
つむじ部分が薄くなるのは自分では気付きにくいですが、薄毛が気になる方は日頃からチェックすることが大切です。
鏡を使って、つむじ部分が薄くなってきていないか、ときどきチェックしましょう。
前頭部が後退しているように感じる
前頭部が後退していくのもAGAの進行のひとつです。
前頭部の髪がM字になっていたり、他の髪と比べて細く短くなっている場合は注意が必要です。
日頃から前頭部が後退していないか確認したり、以前の写真と比べて後退していないかチェックしましょう。
AGAの兆候がみられた場合は早めの対処が大切なので、クリニックに相談してみましょう。
髪が細くなってきているように感じる
髪が細くなっていきていると感じる場合は薄毛やAGAが進行していることもあります。
AGAの原因となるジヒドロテストステロンの影響を受けると、毛髪の成長が阻害され細く弱い髪が増えるためです。
血行不良になっている場合も毛髪に栄養が届きにくいため、髪が細くなる場合があります。
髪が細くなっていると感じる場合は、薄毛対策のセルフケアを心がけたり、クリニックに相談してみてください。
どんな薄毛対策が最も行われている？
薄毛が進行し始める年齢は人それぞれですが、40代から悩み始める方が多いといわれています。
薄毛に悩み始めた方がまず始める薄毛対策には、育毛シャンプーが最も多くなっています。
育毛シャンプーや育毛剤・発毛剤は自宅で簡単に始められます。
クリニックでの治療になかなか踏み出せない方もいますが、クリニックでのAGA治療は早期に始めるのがおすすめです。
早めに薄毛の対処をしたい方はセルフケアに加え、クリニックも検討してみましょう。
薄毛対策に関するよくある質問
豆乳は薄毛に効果的？
豆乳にはイソフラボンが含まれており、男性ホルモンを抑える働きがあるといわれています。
薄毛に悩んでいる方はぜひ普段の食事に取り入れてみてください。
調製豆乳と無調製豆乳がありますが、自分が飲みやすい方を選びましょう。
摂取量は1日200mlが目安です。
亜鉛は薄毛に効果的？
毛髪は主にケラチンというタンパク質から作られていますが、ケラチンを作るためには亜鉛も欠かせない栄養素です。
薄毛対策としてタンパク質や亜鉛、バランスの良い食事を意識しましょう。
亜鉛はレバーや牡蠣、納豆やアーモンドなどに含まれています。
漢方は薄毛に効果的？
漢方は血行不良の改善などに用いられます。
しかし漢方は薄毛やAGAの原因となるホルモンの働きを抑える効果や、毛を生やす効果はあまり期待できません。
漢方は効果も緩やかなため、即効性もあまり期待できません。
クリニックでは薬物療法も取り入れています。
薬物療法を希望される方は、一度カウンセリングを受けてみてください。
海藻類を食べることは薄毛に効果的？
海藻類は毛髪の元となるタンパク質を作るのを助けるはたらきがあります。
しかし海藻類だけを食べていれば発毛効果があるというわけではありません。
海藻類だけでなくバランスの良い食事を心がけたり、頭皮環境を整えるなど他のセルフケアも重要です。
帽子を被ると薄毛になる？
帽子による蒸れや摩擦が、薄毛の原因のひとつとなる可能性もあります。
しかし帽子には紫外線から守るなどのメリットもあります。
紫外線防止のためや仕事柄帽子を被らなければいけない方は、帽子を清潔に保ったり毎日シャンプーすることなどを心がけましょう。
女性の薄毛と男性の薄毛の違いは？
男性の薄毛は頭頂部や前頭部など局所的に薄くなります。
女性の薄毛は局所的ではなく、全体的に薄くなっていくという特徴があります。
女性の薄毛の原因としてはホルモンやダイエット、貧血なども影響する場合があります。
女性もバランスの良い食事や頭皮を清潔に保つことを心がけて薄毛を予防しましょう。
薄毛対策まとめ
ここまで薄毛対策についてお伝えしてきました。
薄毛対策の要点をまとめると以下の通りです。
- 薄毛の原因はホルモンや遺伝などさまざま
- 薄毛対策にはセルフケアとクリニックの2種類がある
- 抜け毛の量や鏡を見て薄毛が進行していないかチェック
これらの情報が少しでも皆さまのお役に立てば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。