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ピルの飲み方について
女性にとってメリットも多いピル、これから服用を始める予定の方、服用を検討中の方もいるのではないでしょうか。
ピルの効果を得るためには、継続的に正しく服用する必要があります。
そこで本記事では、ピルの飲み方について、以下の内容を中心にお伝えします。
- 低用量ピルはどんな飲み方をすればいい?
- 中用量ピルはどんな飲み方をすればいい?
- ミニピルはどんな飲み方をすればいい?
- ピルを飲むときの注意点
ぜひ最後までお読みください。
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ピルとは?
ピルとは、卵胞ホルモンと黄体ホルモンの2種類の女性ホルモンを配合した薬剤です。
経口避妊薬とも呼ばれており、毎日決まった時間に服用すると、ホルモン量を一定に保てるため、避妊薬としてだけでなく、様々な用途に用いられます。
ピルにより期待できる効果は以下のようなものが挙げられます。
- 避妊
- 生理痛の軽減
- ニキビなどの肌荒れの軽減
- 生理不順の改善
- 卵巣がん、子宮体がんの予防
- 子宮内膜症の予防と改善
ピルの服用には医師による診察、処方が必要です。
ピルには様々な種類があり、目的によって処方されるピルが異なります。
飲み方を間違えると効果が得られず、体調が悪化してしまう可能性もあるため、飲み方をしっかりと理解し、正しく服用しましょう。
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低用量ピルはどんな飲み方をすればいい?
低用量ピルはホルモン量が少なく、初めての方に処方されることの多いピルです。
低用量ピルの飲み方をご紹介します。
毎日1錠ずつが基本
低用量ピルは1日1錠を決まった時間に服用します。
同じ時間帯に服用すると、ホルモン量を一定に保てるため、起床時や就寝時、歯磨きの前など、忘れず習慣にできるタイミングを自分で設定し飲むようにしましょう。
飲み始めるタイミングは、月経の初日から始めるデイワンスタートか、月経後の最初の日曜日に始めるサンデースタートの2つのパターンが多いようです。
この2つは生理を基準にして服用を開始しますが、生理を待たずに好きなタイミングで始めるクイックスタートという方法もあります。
21錠タイプと28錠タイプ
低用量ピルは28日を1周期とし、1日1錠を21日間飲み続けます。
低用量ピルには1シートにセットされている錠数が21錠のタイプと28錠のタイプがあり、どちらも成分に違いはありません。
違いは休薬期間に服用する偽薬があるかないかです。
28錠タイプは休薬期間に服用する、偽薬がついており、休薬期間中はこの偽薬を1日1錠飲んで過ごします。
どちらを選ぶかは自由ですが、飲み忘れがありそうな方は28錠タイプを選んでおくと安心です。
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中用量ピルはどんな飲み方をすればいい?
中用量ピルは低用量ピルに比べて女性ホルモンであるエストロゲンの含有量が多くなっています。
避妊や月経トラブルの改善には低用量ピルを処方される場合が多く、中用量ピルはアフターピルや月経周期をずらす目的での処方がほとんどです。
目的によってどのような飲み方をすればいいのか、詳しく解説します。
緊急避妊が目的の場合
緊急避妊とは、避妊をしなかった、避妊に失敗してしまった際に用いる避妊方法です。
中用量ピルを緊急避妊薬として使用する場合は、ヤッペ法という服用方法で、プラバノールという中用量ピルが用いられます。
2.1の12時間後に再度2錠を1回服用
72時間を1分1秒過ぎたからといって、すぐに効果がなくなるわけではありませんが、早ければ早いほど緊急避妊が成功する可能性は高いといわれているので、気付いた時点ですぐに服用しましょう。
副作用として吐き気などが現れる場合がありますので、医師の指示に従い、吐き気止めなどを使用するようにしてください。
また、アフターピルは服用後数日~数週間で消退出血という出血が起こります。
妊娠を防げた場合のみに起こる出血のため、数週間経っても出血がないという場合は病院を受診するようにしましょう。
生理を早める目的の場合
生理日を移動する際は低用量ピルではなく、中用量ピルを服用します。
生理を早めることで、生理を避けたい期間に服用をせずに済むのがメリットといえます。
しかし早めに服用を開始する必要があるので、旅行やイベントなどの予定が事前に決まっている方は、早めに処方してもらい、忘れずに服用するようにしましょう。
生理を遅らせる目的の場合
中用量ピルは生理を早めるだけでなく、生理を遅らせるための使用も可能です。
生理を避けたい期間、飲み忘れずに服用すれば、確実に生理をずらせるのが特徴といえますが、服用中に副作用が出る可能性もあるため、早める方法と併せて検討しましょう。
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ミニピルはどんな飲み方をすればいい?
ミニピルは低用量ピルと同様に、1日1錠決まった時間に服用します。
低用量ピルに比べてより規則的な服用が必要となり、飲み忘れには注意が必要です。
同じ時刻に確実に服用できないと避妊効果が失われ妊娠したり、不正出血の原因になったりする可能性があります。
長期的な服用となるので、医師の指導の下、正しく服用するようにしましょう。
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ピルを飲むときの注意点
ピルを飲む際にはどのような注意が必要なのでしょうか。
注意点を4つご紹介します。
服用する予定の方は参考にしてください。
まずは医師の説明をしっかり聞くこと
服用を始める際は、医師の説明をしっかりと聞くようにしましょう。
わからないことはその場で質問し、正しく服用できるようにします。
医師の指示通りに飲めば目的の効果を得られるはずですが、医師の指示を守らずに服用方法を誤ったり、自己判断で服用を調整したりすると危険です。
飲み忘れないように気をつけること
低用量ピルは休薬期間を除いては、毎日必ず飲み続ける必要があります。
飲み忘れてしまうと、必要な効果を得られなくなってしまう場合もあるので、飲み忘れないように工夫するのが大切です。
服用するピルによって飲み忘れの際の対処法が変わるので、初めて処方される際に、飲み忘れたときの対処法も医師にしっかりと聞いておきましょう。
他の薬やサプリメントとの併用について
ピルは他の薬やサプリメントと併用すると、本来の効果に影響が出てしまう可能性があります。
病気の治療で薬を処方される際は、ピルを服用していることを必ず伝え、併用禁忌の薬を避ける必要があります。
市販の風邪薬を購入する際はアセトアミノフェンの入っていないものを選ぶか、ピルを飲んでいることを薬剤師に伝え、飲んでも問題ないか相談するようにしましょう。
ピルを飲めない人もいる
ピルは誰にでも処方されるわけではありません。
以下のような人は処方が受けられない可能性があります。
- 高血圧や肥満
- 喫煙習慣がある方
- 持病がある方
- 高齢の方
該当する方で、服用を希望する方は、医師に相談するようにしましょう。
個人輸入や、服用している方からの譲渡は危険ですので厳禁です。
医師の診察を受けずに自己判断で入手、服用してしまうと、重大な副作用が起こる可能性もあるので、必ず医療機関を受診し、自分が服用可能かどうか判断してもらうようにしましょう。
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ピルを飲み忘れてしまったら?
ピルをうっかり飲み忘れてしまった場合は、飲み忘れた錠数に応じて適切に対処しましょう。
飲み忘れ対処法をご紹介しますので参考にして下さい。
一日分飲むのを忘れてしまった
前日の1錠の飲み忘れに気がついた場合は、飲み忘れた錠剤をなるべく早く服用し、残りの1錠剤は予定通りに服用しましょう。
例えば、毎日7時に飲んでいて、前日の飲み忘れに7時の時点で気付いた場合は、2錠まとめて飲むようにします。
効果に影響が出る可能性は低いといわれています。
また、28錠タイプのシートに含まれている、偽薬を飲み忘れた場合は問題ありません。
二日分以上飲むのを忘れてしまった
2 錠以上の服用忘れに気がついた場合、飲み忘れた錠剤のうち直近のものをなるべく早く服用し、残りの錠剤を予定通り服用します。
避妊目的で服用している方は、効果が薄れている可能性が高いので、7錠以上連続して服用するまでコンドームを使用するか、性交渉を避けるようにして下さい。
また、飲み忘れがあった週によっては緊急避妊が必要ですので、下記を参照にしてください。
- 第1週に飲み忘れた場合
休薬期間または第1週に性交渉を行った場合には緊急避妊を検討します。
- 第2週に飲み忘れた場合
直前7日間に連続して正しく服用した場合には緊急避妊は必要ありません。
- 第3週に飲み忘れた場合
休薬期間を設けず、現在のシートの実薬を終了したらすぐに次のシートを始めます。
飲み忘れないための工夫
飲み忘れが心配な方は、日常生活の中で工夫をすると予防できます。
工夫の仕方としては下記のような方法が挙げられます。
- アラームをかける
- 就寝時に枕元に置いておく
- 歯ブラシと一緒に置いておく
特に慣れるまでは、日々の習慣として定着していないため、服用を忘れてしまいがちです。
スマホのアラームを設定しておけば飲み忘れを防げるので、初めて服用する方や、忘れずに飲む自信がない方におすすめです。
毎日の自分の行動パターンを振り返り、必ず行うことや、必ず目にする場所に関連付けて服用できるよう工夫するのがおすすめです。
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ピルの種類と効果
ピルの種類は主に3種類です。
それぞれの特徴や効果を解説します。
低用量ピル
低用量ピルは、卵胞ホルモンのエストロゲンと、黄体ホルモンのプロゲステロンの2種類のホルモンが含まれた薬で、一般的に多く処方される薬となっています。
正しく服用すると、高い避妊効果や月経トラブルの改善、肌荒れの改善効果が期待できます。
低用量ピルは使用されている黄体ホルモン別に第1世代から第4世代まであり、ピルの使用目的によって適したピルを選びます。
医師に相談のうえ、自分に合ったピルを処方してもらうようにしましょう。
中用量ピル
中用量ピルは、低用量ピルよりもホルモンの含有量が多いピルです。
低用量ピルに比べて成分が強い分、副作用が強く出る可能性がありますが、飲み忘れた場合の影響は少なく済むというのが特徴です。
避妊目的で処方されるピルは、ほとんどが低用量ピルとなっており、中用量ピルは緊急避妊や月経移動として処方されるケースが多いようです。
ミニピル
ミニピルは黄体ホルモンのみで、女性ホルモンのエストロゲンを含有していないピルです。
エストロゲンを含有していないため、低用量ピルや中用量ピルの重大な副作用とされる血栓症のリスクが低いと言われています。
医師の指導や許可があれば、本来ピルの処方が難しいとされる肥満や高血圧の方、高齢の方、喫煙者の方も服用できる可能性があります。
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日本女性の低用量ピル使用によるQOLへのインパクト
継続的なピルの服用が日常生活にどのような影響をあたえるのかを調査しました。
対象者は初めてピルを内服する217人の女性で、年齢、目的、WHOQOL26を使用したアンケート調査を行い、3か月後に同じアンケート調査でスコアの変化をみました。
その結果、全年齢でQOLスコアは有意に上昇しているという結果が得られました。
目的別にみても、月経痛改善目的群はすべての項目でQOLスコアが上昇、月経不順改善目的群、ニキビ改善目的群、PMS改善目的群で「全体」の上昇がみられます。
避妊目的群は社会的関係で低下がみられたものの、「全体」においてはスコアが上昇しているという結果になりました。
最終回答者110人のうち85%がピルを内服してよかった、15%がどちらともいえないという回答になり、ピルを内服して悪かったという回答はありませんでした。
この結果から、ピルの服用はQOLの改善に非常に有効であるといえます。
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ピルの飲み方まとめ
ピルの飲み方についてお伝えしました。
本記事の内容をまとめると以下の通りです。
- 低用量ピルは1日1錠、決まった時間に服用する
- 中用量ピルは緊急避妊、月経移動など目的によって服用方法が異なる
- ミニピルは365日、確実に服用する
- ピルは医師の指導の下、飲み合わせにも気をつけて正しく服用する
本記事の内容が、少しでも皆様のお役に立てれば幸いです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。