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シミやそばかす、くすみといった肌質改善に適した光治療の「ルメッカ」
そんなルメッカは、どの様な特徴があり、どの様な方におすすめなのでしょうか。
また、ルメッカの「施術を受けることができない条件」があるのをご存知でしょうか？
本記事では、ルメッカの特徴やおすすめのクリニックについて以下の点を中心にご紹介します。
- ルメッカの特徴
- ルメッカがおすすめな方
- 施術を受けられない方
ルメッカについて理解するためにもご参考いただけますと幸いです。
ぜひ最後までお読みください。
ルメッカの特徴は？
ルメッカとは、濃いシミや薄いシミはもちろん、くすみ、そばかす、肌質改善などに適した光治療（IPL）です。
従来の光治療では4回～5回の照射が必要なところ、ルメッカは1回〜3回の施術で肌にハリや潤いを与える効果が見込め、ターンオーバーを促進します。
肌の症状に合わせた効果設定が可能なため、顔だけではなく、年齢が出やすい手の甲などにも照射ができます。
また、ルメッカには、クーリングシステムが搭載されており、照射時の痛みはゴムで弾かれる程度とされています。
ルメッカをおすすめする人
ルメッカは、シミ・そばかすに効果が期待できるのに加えて、肌のターンオーバーを促進したり、ハリや潤いを与えたりといった効果が期待できます。
そこで、「ルメッカ」がおすすめな方の特徴をご紹介します。
顔全体のシミ・赤ら顔・そばかすに悩んでいる方
一般的なフォトフェイシャル施術でも、シミやそばかすの治療を行うことができますが、顔全体のシミやそばかす、赤ら顔に悩まれている方には「ルメッカ」がおすすめです。
一般的なフォトフェイシャル施術は、シミやそばかすにピンポイントで光を照射し、治療を行っていきます。
顔の一部のシミやそばかすで悩まれている方は、一般的なフォトフェイシャル施術でも満足いく効果を期待できます。
一方、顔全体といった広範囲にわたるシミやそばかす、赤ら顔に悩まれている方には、一般的なフォトフェイシャル施術は、あまり向いていません。
その点、ルメッカは、顔全体に照射が可能なため、顔全体のシミやそばかす、赤ら顔に悩まれている方におすすめな施術といえます。
シミの再発予防もしたい方
ルメッカは、パルス幅が短いといった特徴があり、その結果最適な出力で顔全体に照射が可能です。
一般的なフォトフェイシャル施術は、「今あるシミ」を無くすことにフォーカスしています。
一方、ルメッカは、広範囲に照射することで、シミの原因であるメラニンを分解し、薄いシミやシミの予備軍にも効果を期待できます。
その結果、将来のシミ予防にも繋がります。
このことから、今あるシミの治療を行いながら、シミの再発を予防したいと考えられている方にとって、ルメッカはおすすめできます。
短期間でシミをとりたい方
フェイシャル施術でのシミ取りと聞くと、何回かの通院が必要で、時間がかかるイメージをお持ちの方もいらっしゃると思います。
しかし、ルメッカの特徴でもご紹介しましたが、ルメッカは他のフォトフェイシャル施術に比べ、施術回数を抑えることが可能です。
一般的なフォトフェイシャル施術では4回～5回の照射が必要なところ、ルメッカは1回～2回の照射で施術が完了するとされています。
そのため、少しでも早くシミを取りたい方や「短期間でシミをとりたい！」と考えられている方にルメッカはおすすめです。
痛み・やけどのリスクを避けたい方
ルメッカは、出力が高いため、強い光の照射が可能ですが、強い光を照射させるということは、肌への負担も大きくなるということにもなり得ます。
しかし、ルメッカは強い光を照射できる一方、強力なクーリングシステムが備わっています。
クーリングシステムとは、強い光を照射した際に瞬時に冷やすことで、肌への負担、やけどや痛みのリスクを軽減させることが可能なシステムです。
そのため、照射時の痛みややけどのリスクを避けたい方には、ルメッカがおすすめできます。
施術を受けることが出来ない人
ルメッカは、様々な特徴から、多くの方にお勧めできるシミ取り施術ではありますが、中には施術を受けることができない方がいます。
そこで、ルメッカを受けることができない条件について確認していきましょう。
妊娠中・産後3カ月未満・授乳中の方
ルメッカだけに限らず、美容医療全般で、痛みや緊張によるストレスが胎児に影響を及ぼす可能性があると考えられています。
従って、妊娠中の方や産後3カ月未満の方は施術を受けることはできません。
ルメッカは、回数を重ねることで肌質改善や将来のシミ予防に効果が期待できるため、施術を希望される女性の方は、妊娠の可能性の有無を確認してから施術を行う必要があります。
また、授乳中の方は、施術内容により受けれる場合と受けれない場合があるため、授乳中で施術を希望される方は、事前にクリニックとの相談が必要です。
ペースメーカーなど埋め込み型医療機器を使用されている方
体内にペースメーカーなどの、埋め込み型医療機器をお持ちの方はルメッカの施術を受けられません。
ペースメーカーやその他埋め込み型医療機器には、一部金属部品が含まれており、ルメッカの照射が、それらの金属部品に反応してしまう恐れがあるためです。
また、重篤な疾患をお持ちの方も安全性を考慮したうえで、施術を断られる場合が多くあります。
従って、該当する方は、必ず施術前に医師に伝えるようにしましょう。
光過敏症の方、光感受性を高める薬を服用している方
光過敏症とは、日光アレルギーとも呼ばれ、日光にさらされた皮膚に、かゆみや発疹、発赤、炎症等が起こる異常性皮膚症状です。
光感受性を高める薬も同じ様に、光への感受性が高くなっている状態です。
ルメッカは、光を用いて行う施術のため、光過敏症の方、光感受性を高める薬を服用している方への安全性が保障できないため、クリニックで断られる場合がほとんどです。
そのため、これらの症状に身に覚えがある方は、施術前に医師への相談が必要です。
過度に日焼けされている方・今後日焼けする予定のある方
光治療は、メラニンといった色素に反応し施術を行うため、過度に日焼けした肌にルメッカで施術を行うと、肌に負担がかかり、通常よりも痛みや熱を強く感じる可能性があります。
また、ルメッカの施術を行った際は、施術後の紫外線対策が重要になります。
紫外線対策を怠ってしまうと、折角ルメッカで治療をしたのに、シミの再発や術後の敏感になっている肌への刺激から、肌への様々なリスクが懸念されます。
従って、これらのことから、過度に日焼けされている方・今後日焼けする予定のある方は、クリニックで施術を断られるケースがあるようです。
ルメッカの治療の流れ
ルメッカの治療の流れを事前に把握しておくことで、少しでも不安や緊張を軽減させ、リラックスして施術に挑めるようにしましょう。
①洗顔
ルメッカは、顔に行う施術のため、施術前の診察の際に、肌状態がしっかり分かるよう洗顔を行う必要があります。
クレンジングや洗顔料は、クリニックに供えられていることが多いため、特に持参する必要はありません。
②専門医の診察・カウンセリング
施術前に専門医の診察・カウンセリングが行われます。
診察・カウンセリング前に患者様の希望を確認し、患者様に合った効果的な治療プランを決めていきます。
予算や回数の打ち合わせはもちろん、術後の経過などについても説明が行われます。
また、一部のクリニックでは、施術時の効果を測定するために顔写真を撮影する場合があります。
③施術
ルメッカの施術は、個室の施術室にて行われるため、施術室に移動します。
ルメッカは麻酔は不要な施術ではありますが、肌への負担や痛みを軽減させる目的でジェルを顔に塗布し、照射していきます。
所要時間は15分程度と短いため、気楽に施術を受けて頂けます。
④施術後の仕上げ
施術後の仕上げとして、照射後の肌は敏感な状態のため、低刺激の基礎化粧品を用いて、肌を整えていきます。
顔に塗布するものはクリニックにより違いはあるものの、化粧水やアロエジェル（保水・鎮静目的）、乳液などが使用されます。
⑤アフターケア
クリニックによりアフターケアの充実度に違いはあるものの、アフターケアも含め、トータルケアアドバイスを行ってくれるクリニックがほとんどです。
治療効果をしっかりと得るためには、適切なアフターケアが大切とされています。
また、術後何か気になることや不安なことなどがあった場合は、気軽に担当のクリニックへご相談ください。
ルメッカの治療ペース
ルメッカは他のフォトフェイシャル施術に比べ、効果が見込めるまでの回数が短いとされています。
ルメッカで効果を実感するにはどの位の回数が必要か確認し、ご自身のご希望にあった回数で施術を行いましょう。
ルメッカの効果を実感するのは施術1~2回後
ルメッカは短期間で効果が見込める特徴があり、効果の感じ方に個人差があるものの、1回～2回で効果が見込めます。
バルス幅が短く、広範囲に照射できる点が、効果を感じやすいことに繋がります。
また、1回～2回の施術で感じられる効果は、「肌のトーンが明るくなる」「薄いシミがなくなる」などが主です。
肌質改善を目指すなら3~5回の施術がおすすめ
肌の症状により違いはあるものの、肌質の改善やシミ予防を行いたい場合は、月1回のペースで3回～5回の施術をおすすめします。
シミ予防や肌質改善のためには、ターンオーバーを促進させ、肌の奥に眠っているシミ予備軍などにも照射する必要があります。
そのため、ターンオーバーの期間も含め、月1回ペースで3回～5回、3カ月～5カ月程度の通院が必要です。
出典元：コスモス皮膚科「シミの改善、顔の赤み改善ルメッカ(LUMECCA)」
ルメッカ施術後の注意事項
ルメッカを受ける際には、何点か注意が必要な事項があります。
しっかりと効果を得るために、注意事項を確認していきましょう。
施術後のかさぶたをはがさない
術後、シミが一時的に濃くなり、施術前よりも目立つようになります。
全てのシミが、術後濃くなる訳ではありませんが、濃いシミが特に濃くなる可能性があります。
シミが施術前よりも濃くなるため、心配に感じる方もいらっしゃると思いますが、ターンオーバーによってメラニンが押し出されていくため、一時的なものといわれています。
術後一時的に濃くなったシミは、その後かさぶたになっていき、自然に剥がれていきます。
気になるからといって、無理にはがしたりすると、跡が残ってしまう可能性があるため、かさぶたは無理にはがさないようにしましょう。
日焼け対策をしっかり行う
ルメッカは、強い光を照射し、肌質改善やシミ改善、シミ予防を行っていきます。
そのため、強い光を照射された後は、普段以上に肌が敏感になるため、術後2週間は日焼けを避けるようにしましょう。
折角、ルメッカで肌を美しくする施術をしたにもかかわらず、施術後に強い紫外線に当たってしまうと、色素沈着の原因となってしまいます。
従って、施術後は普段よりも日焼け対策をしっかりと行うようにしましょう。
洗顔時はごしごし洗わない
施術後は、肌が敏感になり、普段よりも無防備な状態になります。
そのため、強い刺激はなるべく避けた方が良いでしょう。
特に、洗顔時の「ごしごし洗い」は、肌への負担が大きく、普段よりも無防備な肌には、刺激が強すぎます。
従って、術後2週間は、洗顔では泡洗顔を使用しなるべく肌に刺激を与えないように心がけた方が良いでしょう。
また、施術後はすぐにお化粧することができますが、その際も摩擦が起こらないようにしましょう。
異常があったらすぐにクリニックに相談する
ルメッカを行うと、副作用で痛みや皮剥け、浮腫、色素脱失などが起こる場合があります。
これらの副作用や何らかの肌トラブルが起きた場合は、すぐに担当医へ連絡し、必要であれば治療を受けるようにして下さい。
ルメッカは、強い光を出して施術するため、副作用が起こり得るため、副作用が起きた際は、直ちに医師へ相談するようにしましょう。
ルメッカに関するよくある質問
ルメッカのリスク、副作用は？
ルメッカは、強い光を照射するため、リスクや副作用がすくなからずあるとされています。
考えられるリスクや副作用は、
| 部分的な肌荒れや赤み | 色素賃借 |
| 皮剥け | 浮腫み |
| 色素脱失 | かさぶた |
| 水ぶくれ | 局所的な痛み |
| 希望した効果が得られない場合がある |
ほとんどの症状は、一過性のため徐々に症状は落ち着いていくとされています。
しかし、症状がひどい場合や少しでも不安がある方は、すぐに医師へ相談するようにしましょう。
ルメッカの頻度は？
ルメッカは、個人差はあるものの1回で効果が期待できます。
しかし、濃いシミや将来のためのシミ予防、毛穴悩みや肌質改善目的の場合、3回～5回の照射が必要です。
基本的に1カ月1回の頻度で3回～5回の照射を行い、その後のメンテナンスとして、2カ月～3カ月に1回の照射が推奨されています。
患者様の施術目的によっても施術回数や頻度は変わっていくため、施術目的を考えたうえで、医師と相談して決めていきましょう。
出典元：加藤クリニック麻布「ルメッカ」
ルメッカ後の肌荒れは？
ルメッカ照射直後、個人差はあるものの部分的に肌荒れや赤みが出ることがあります。
これは、ルメッカの効果から肌の新陳代謝が早まり、皮脂の排出が起こることで症状が現れる方がいます。
ほとんどの症状は一時的な場合が多いため、数日間で症状は治まっていくとされています。
肌荒れの症状がひどい方や、反応によっては軟膏やクリームを処方して頂けるため、心配であれば医師へ相談してみる良いでしょう。
ルメッカの治療時間は？
ルメッカでシミやそばかす治療と共に、肌質の改善を目的とされている場合は、まずは3回治療を行いましょう。
その後、肌の状態を確認し、肌改善がご希望のどの程度まで達したか確認し、施術を続けるかを決めましょう。
回数終了後も、美肌を維持するためには定期的な照射が必要です。
クリニックによっては、回数でプランが決まっている場合もあるため、治療目的を明確にしたうえで医師と相談して治療期間を決めていきましょう。
ルメッカの出力は？
ルメッカは、シミや赤ら顔を含めた肌質改善を目的とした光治療です。
特別に設計された「キセノンランプ」を用いることで、500nm-600nm相当のパワー出力が全体の40％で可能となりました。
従来のフォトフェイシャル施術では、500-600nmのパワー出力が全体の10％～15％のため、その差は明らかです。
従って、メラニンや赤ら顔の原因となる毛細血管への効果が期待でき、より効果的に破壊することが可能になりました。
ルメッカとトーニングの違いは？
ルメッカは、強い光を照射して治療を行い、シミの原因であるメラニンを壊し、肌の代謝を促しシミを薄くしていきます。
光と熱の作用により、コラーゲンが生成されエラスチンの再生が促進されるため、肌全体の肌質改善にも期待ができる施術方法です。
一方、レーザートーニングは、炎症を起こさない程度の低出力のレーザーでメラニン色素を徐々に減らしていくため、肝斑や炎症後色素沈着に効果が見込めます。
従って、シミやそばかす、肌質改善を目的とされている方には、ルメッカがおすすめです。
ルメッカのおすすめのまとめ
今回はルメッカの特徴やルメッカについてご紹介しました。
ルメッカについての要点を以下にまとめます。
- ルメッカは、広範囲に照射ができる光治療の1つ
- 広範囲のシミやそばかす、肌質改善をしたい方におすすめ
- 妊娠・授乳中の方や、過度な日焼け肌な方など
これらの情報が少しでも皆さまのお役に立てば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。