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生理の血が黒くて驚いた経験はありませんか?
生理の血が黒いと、「何かの病気?」「病院へ行ったほうがよいの?」と、不安に感じる方が多いようです。
本記事では、生理の血が黒いことについて原因や対処法をまとめました。
- 生理の血が黒くなる原因
- 生理の血が黒いのは、病気が原因?
- 本来の生理の血はどんな色?
- 黒い血が出たらやったほうがよいこと
- 黒い血が出たときに病院を受診するタイミング
上記5つのポイントを中心にご紹介します。
生理の血の色が気になる方は、ぜひ最後までお読みください。
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生理の血が黒い原因は?
生理の血の色が黒い場合、考えられる原因は5つあります。
- 血が酸化した
- 体調不良
- ホルモンバランスの乱れ
- 妊娠した
- 病気の可能性
酸化
生理の血は、体外へ排出されたあと酸素に触れることで酸化して、黒くなることがあります。
経血には鉄分が多く含まれているため、酸化しやすいのが原因です。
酸化により血が黒くなっている場合、異常がある可能性は少ないといわれています。
体調
体調が悪いときは、血流の停滞を引き起こし生理の血が黒くなりやすい傾向があります。
体調管理で大切なのは、日々の生活習慣です。
- 3食しっかり食べる
- 睡眠をたっぷりとる
- 適度に運動する
- ストレスを溜めない
バランスの良い食事をする、夜はしっかり寝る、毎日軽い運動をするという生活を心がけることで、ストレスが溜まりにくくなることが期待できます。
すると、体調が改善されることで血が黒くなる可能性も少なくなるでしょう。
ホルモンバランス
ホルモンバランスが乱れたときも、生理の血が黒くなることがあります。
ホルモンバランスが乱れると生理周期が安定しにくくなり、子宮内に古い血が溜まりやすくなってしまいます。
長時間子宮内に溜まった血は、時間が経ったことで酸化して黒くなり、そのまま排出されることで、黒い血が出たように見えると考えられています。
ホルモンバランスは、ストレスと密接に関係するといわれているので、ストレスを溜めない生活を送るのがおすすめです。
妊娠
妊娠による着床出血でも、黒い血が出ることがあります。
着床出血とは、受精卵が子宮内膜に着床するときに起こるとされている出血です。
受精卵は子宮内膜の壁に根を張るように定着するため、着床時に少量の出血が起こると考えられています。
着床出血かどうか見極めるポイントは、量と出血する期間です。
着床出血は生理と比較すると量が少なく、出血する期間は1〜2日ほどと短いのが一般的です。
病気
生理の血が黒い場合、婦人科系の病気にかかっている可能性もあります。
病気が原因かを調べるときに目安となるのが、血の匂いや粘度です。
- 経血の粘度が高くドロドロしている
- ゼリー状になった経血の塊が出る
- 普段の生理とは違う匂いがする
排出された経血の粘度が高い場合、病気が原因で血が黒くなっているおそれがあります。
血がドロドロしていたりゼリー状の塊になっていたりするなら、病院で婦人科を受診しましょう。
また、経血の匂いにも注意が必要です。
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生理の血と通常の血の違いは?
生理によって排出される血は「経血」と呼ばれ、ケガをしたときなどに出る通常の血とは違うものです。
2つの血の違いは、色・粘度・構成成分がポイントになっています。
生理の血は?
色 | くすんだ赤・ピンク・茶色・黒など |
粘度 | 少し粘り気がある |
構成成分 | 血液・子宮の浸出液・子宮内膜の上皮細胞など |
経血の色は、個人の体質や生理日数により大きく異なります。
一般的に、生理開始すぐはピンクや少しくすんだ赤い血が出ますが、4日目頃から終わりにかけては酸化が進み、茶色や黒へと変化していきます。
構成成分は、血液が全体の40%ほどを占め、残りは子宮内膜の浸出液や子宮から剥がれ落ちた上皮細胞などです。
経血の血液含有量には個人差があり、少ない方は1.6%、多い方だと81.7%も含まれるといわれています。
出典:ソフィはじめてからだナビ「月経とは」
通常の血は?
色 | 鮮赤色〜暗赤色 |
粘度 | 経血と比較すると粘度が低くサラサラしている |
構成成分 | 血漿成分55%・血球成分45% |
通常の血液は、経血と比較すると粘度が低く、粘り気はほとんどないといわれています。
色は基本的に鮮やかな赤色で、ピンクや茶色になることは考えにくいと覚えておきましょう。
成分は、水分・タンパク質・ブドウ糖などから成る血漿と、赤血球・白血球・血小板で作られる血球で構成されています。
出典:ソフィはじめてからだナビ「月経とは」
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血が黒いと病気のリスクは?
生理の血が黒いのは、病気が原因の可能性もあります。
以下で血が黒くなった場合に疑われる病気をまとめましたので、チェックしておいてください。
子宮頸がん
子宮頸がんは、子宮と膣をつなぐ子宮頚部の入口付近に発生するがんです。
見えやすい場所にできるため、婦人科検診などで見つかることも多く、早期に発見されやすいがんだといわれています。
一般的には、子宮頸がんは初期の段階では目立った症状がないのが特徴です。
しかし、がん細胞が成長すると生理時期以外に血が出る不正出血や、下腹部痛、性交痛などの症状があらわれるとされています。
出血:国立がん研究センター「子宮頸がんについて」
子宮体がん
子宮体がんは、子宮体部の中にできるがんのことをいいます。
子宮頸がんと子宮体がんを総称して子宮がんといいますが、がんができる場所はまったく異なります。
子宮体がんは、女性ホルモンの一種であるエストロゲンが過剰分泌されることでホルモンバランスが乱れ、発症すると考えられています。
ホルモンバランスの乱れは不正出血を引き起こすため、それに伴い黒い血が出ることがあります。
子宮体がんのもっとも特徴的な症状は、出血といわれています。
出血:国立がん研究センター「子宮体がんについて」
子宮筋腫
子宮筋腫ができた場合も、黒い血が出ることがあります。
子宮筋腫とは、子宮内膜の壁にできる良性の腫瘍です。
筋腫が小さいうちはほとんど自覚症状がないため、大きくなって症状があらわれてから発見されることが多いといわれています。
悪性ではないため、命に関わる可能性は少ないものの、子宮筋腫を放っておくと肥大し続け、周辺の臓器を圧迫することで頻尿や下腹部痛などの症状が出る場合があります。
出典:日本婦人科腫瘍学会「子宮筋腫」
子宮腺筋症
子宮腺筋症とは、子宮筋層のなかに子宮内膜に似た組織ができてしまう疾患です。
本来できるはずのない組織が筋層のなかで増殖することにより、子宮が大きくなりすぎて過多月経や不正出血、下腹部痛を引き起こすと考えられています。
子宮腺筋症の主な原因は、ホルモンバランスの乱れとされています。
女性ホルモンの一種である、エストロゲンが過剰分泌することで、子宮腺筋症は次第に成長を続け子宮を圧迫し、不正出血の際に黒い血が出る原因となってしまい
正常な生理の血の色は、通常の血とは違って鮮やかな赤色ではありません。
前述したように、生理の血には子宮の浸出液や剥がれ落ちた子宮内膜の細胞などが混ざっているため、少しくすんだ赤色をしています。
また、生理日数の経過により変化していくのが特徴です。
当日〜2日目 | ピンク〜くすんだ赤色 |
3日目〜4日目 | くすんだ赤色〜茶色 |
5日目以降 | 茶色や黒色 |
生理には個人差があるため、必ずしも上記のように色が変化していくとは限りません。
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黒い血が出たときの対処法
前述したように、生理のときに黒い血が出る場合にはさまざまな原因が考えられます。
ここでは、生理中に黒い経血が出たときの対処法をご紹介します。
病気が原因の対処法
病気が原因で血が黒くなっている場合、疾患により対処法は違います。
- 性病による炎症:抗生剤を飲む
- 子宮頸がん:手術するか抗がん剤を使用
- 子宮体がん:手術によりリンパ節を摘出
- 子宮筋腫:筋腫を切除するか薬で閉経状態にさせる
病気が原因の場合、自宅でのセルフケアでは症状の改善は見込めないと考えてください。
抗生剤や抗がん剤を処方してもらったり、手術で患部を取り除いたりしなければ治らないので、病院での受診が必須です。
出典:メディオンクリニック「病気が原因で黒いカスや黒い血が出る対処法」
病気以外の対処法
生理の血が黒くなった原因が病気ではない場合、以下のような対処法がおすすめです。
- 豆乳や豆腐などを積極的に食べる
- 低用量ピルを飲む
- バランスの良い食生活と規則正しい生活を送る
- 適度な運動
- 疲れやストレスを溜めない
病気が原因ではないのに黒い血が出るときの対処法のポイントは、ホルモンバランスの乱れを防ぐことです。
豆乳や豆腐に含まれるイソフラボンは、女性ホルモンの一種であるエストロゲンに似た働きをするといわれているため、積極的に摂取することでホルモンバランスを整える効果が期待できます。
さらに、低用量ピルの主成分は女性ホルモンなので、適切に服用することでホルモンバランスの乱れを整え、黒い血が出るのを防ぐと考えられています。
そのほか、規則正しい生活や適度な運動、ストレスを溜めないよう心がけることでもホルモンバランスは整いやすいといわれているので、黒い血が出たときは心がけてみてください。
出典:メディオンクリニック「病気以外の黒いカスや黒い血が出る原因」
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婦人科を受診するタイミングは?
黒い血が出たとき、必ずしも問題があるわけではないと前述しました。
しかし、病院で受診したほうがよい場合もあるので、以下に病院で受診する目安をまとめました。
- 黒い出血が一週間以上止まらない
- 出血量が多すぎる
- 生理時期以外に黒い出血がある
生理の時期に少量の黒い出血がある場合、経血が酸化しているだけの可能性が高いため、病院で受診する必要はないと考えられます。
しかし、生理ではないときに大量の黒い出血があり、ダラダラと一週間以上続くようなら、なにかの疾患が隠れているおそれがあるため、病院で受診しましょう。
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月経に関する異常がある場合なにもしない人が最も多い
出血の異変や体の痛みなど、月経に関する異常を感じたことがある女性は、全体の70〜80%になるといわれています。
しかし、2018年に行われた「働く女性の健康増進調査」によると、月経に異常を感じても、なにも対策を講じないという方が44.6%もいることがわかりました。
18〜49歳のフルタイムで働く2000名の女性を対象に、インターネットによる調査を行ったものです。
この調査結果を見ると、多くの女性が月経に異常を感じながらも我慢して働き続けているということがわかります。
婦人科への受診は敷居が高いと感じる方も多いようなので、女性がもっと気軽に婦人科を受診できる工夫が必要だと考えられます。
出典:働く女性の健康増進調査2018「月経に関する異常症状への対処法」
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生理の血が黒いに関するよくある質問
気になる点がある方はチェックしてみてください。
生理終わりかけの真っ黒な血は?
生理の終わりかけに出る真っ黒な血は、問題がない可能性が高いといえます。
生理の日数が経てば経つほど経血は酸化しやすくなるため、生理が終わりかけなら真っ黒い血が出ても大きな心配は必要ないといわれています。
黒いおりものの原因は?
おりものの色は一般的に透明〜乳白色だとされていますが、黒くなることがあります。
おりものが黒くなるときに考えられる原因は、主に2つです
- 酸化した血液がおりものに混ざった
- 婦人科系の病気にかかっている
1つ目は、おりものに血が混ざり、その血が酸素に触れることで酸化して黒くなる場合です。
血が酸化により黒くなっているのなら、異常ではない可能性が高いでしょう。
すぐに止まる・量が少ないという場合、すぐに病院で受診する必要はないので、様子を見るようにしてください。
注意するべきなのは、婦人科系の病気が原因の場合です。
子宮筋腫・子宮がん・子宮体がんなどの疾患があると、黒いおりものが出ることがあるといわれています。
黒いおりものに伴い、激しい腹痛がある場合は、急いで病院で受診しましょう。
出典:メディカルノート「おりものが黒い」
更年期で黒い血が出ることはある?
更年期とは、閉経の前後5年間の時期をさします。
閉経までの5年間は、血が黒くなることがあるといわれています。
女性ホルモンは、閉経に向けて徐々に減少するため、とくに閉経前の5年間はホルモンバランスを崩しやすい時期です。
ホルモンバランスが乱れると不正出血が引き起こされやすくなり、この出血により黒い血が出ることもあると考えられます。
閉経が近いと思われる年齢の方は、黒い血が出ることがあると頭にいれておきましょう。
ストレスで黒い血は出る?
ストレスが溜まっている場合も、黒い血が出やすくなるといわれています。
ストレスが溜まっていると、ホルモンバランスが乱れやすくなる傾向があるためです。
黒い血が出るのとホルモンバランスは密接な関係があるので、黒い血が出る場合はストレスを軽減する生活を心がけましょう。
ストレスを溜めないためには、睡眠をたっぷりとる・適度な運動をするなど、生活を見直すことが大切です。
黒い血は無排卵のサイン?
子宮が排卵障害を起こし、無排卵状態になると、黒い血が出ることがあります。
無排卵では生理周期が乱れ正常な生理が来ないので、不正出血が起こり黒い血がでることがあります。
無排卵になる原因の一つとされているのが、ホルモンバランスの乱れだといわれています。
ホルモンバランスが乱れているときは、規則正しい生活や適度な運動、質の良い睡眠をとるのがおすすめです。
無排卵による不正出血に気づいたら、ホルモンバランスを整えるよう注意して生活しましょう。
血の黒いカスは?
黒い血は、乾燥したカスのような状態で排出されることもあります。
黒い血のカスは、基本的には通常の経血と同じものです。
生理の血が空気に触れ、酸化したものだと考えられるため、病気などの原因が隠れている可能性は少ないでしょう。
重要なのは、黒いカスが出る期間やその他の症状です。
1週間異常カスが出続ける場合や、激しい下腹部痛などの症状がある場合は、ほかの疾患が原因である可能性が高いため、病院で受診するようにしましょう。
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生理の血が黒いについてのまとめ
ここまで生理の血が黒いことについてお伝えしてきました。
生理の血が黒いことについての要点をまとめると以下の通りです。
- 生理の血が黒くなる主な原因は、血の酸化・体調不良・ホルモンバランスの乱れ・妊娠・婦人科系の病気がある
- 子宮頸がん・子宮体がん・子宮筋腫・子宮腺筋症などが原因で黒い血が出ることがある
- 正常な生理の血の色は、ピンクやくすんだ赤、茶色が一般的。生理日数によって色は変化していく
- 病気が原因で黒い血が出た場合は病院受診が必須だが、病気が原因ではないなら規則正しい生活を心がけ、ホルモンバランスを整えるのがよい
- 黒い血が一週間以上止まらない・出血量が多い・生理時期以外に黒い血が出る場合は、すぐに婦人科を受診したほうがよい
これが少しでも皆さまのお役に立てば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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