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生理前は便秘になるという女性は少なくありません。
生理前や生理中は様々な体調不良が出やすい時期ですが、便秘もその一つです。
便秘になるとおなかがスッキリしないので、身体だけでなく精神的にもストレスになりますよね。
便秘の原因や、改善方法を知り、つらい便秘を改善していきましょう。
本記事では
- 生理前に便秘になる原因は女性ホルモンの変化にある!
- 便秘が続いてしまうと…
- 生理前の便秘の対処法
- 男性より女性の方が便秘になりやすい!?
上記を中心にお伝えします。
ぜひ最後までお読みください。
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生理前に便秘になる原因は女性ホルモンの変化にある!
生理前の便秘は、生理周期に伴う女性ホルモンの変化が大きく関係しているといわれています。
生理前はプロゲステロンというホルモンが多く分泌され、妊娠に備えて水分や栄養を体内に蓄えようとします。
腸の動きを鈍らせようとするため、生理前は便秘になりやすくなるのです。
また、この時期は自律神経も乱れがちで、交感神経が優位になります。
交感神経が優位になることで身体が緊張し、便秘につながると考えられます。
女性ホルモンの影響によって引き起こされる便秘は、食欲増加や頭痛、イライラなどの症状と同様にPMS(月経前症候群)の症状の1つとされています。
便秘が続いてしまうと…
便秘が続いてしまうと心身ともに様々な影響が出ます。
便秘がもたらすデメリットをみていきます。
お腹が張る
便秘が続くことでおなかが張りスッキリせず、不快感が続きます。
スカートやズボンがきつく感じ、太ったのかなと感じる人もいるかもしれません。
外見も、おなかがポッコリでるので、スタイルに自信も持てなくなり、気分も下がってしまいます。
おなかが張った状態だと苦しくて食欲不振を招く場合もあり、必要な栄養素を摂取できず、便秘も解消できないという悪循環に陥る可能性もあります。
人によってはお腹に痛みを伴うこともあるため、集中力が低下し、日常生活にも影響が出てしまうこともあります。
肌が荒れる
体内に便が貯まった状態が続くと、お腹の中で悪玉菌が増え、腸内環境が悪くなります。
悪玉菌から発せられた有害な物質が、腸からからだの中に吸収されることでニキビや肌荒れを引き起こしやすくなります。
また、腸内環境の悪化は自律神経の働きを弱めてしまい、代謝が落ちるため肌トラブルが起きやすくなります。
免疫力も低下するので肌荒れがなかなか治らないという悪循環も起きてしまいがちです。
イライラしやすくなる
便秘になると、おなかのハリや肌荒れなど、不快な症状からイライラしてしまうという方も多いでしょう。
生理前はホルモンバランスの乱れにより、ただでさえ精神的に不安定になりがちです。
しかし、ストレスを感じると交感神経が優位になり、腸の動きも悪くなります。
便秘でのイライラがさらに腸の動きを悪くしてしまうという悪循環を引き起こしてしまうので、便秘の改善だけでなく、ストレスを解消し、できるだけリラックスして過ごすことが肝心です。
病気のリスクも
便秘を放置したり、症状が悪化すると、腸や肛門に関する病気を引き起こすリスクが高まります。
腸閉塞は、大腸や小腸などの消化器官である腸管が詰まってしまい閉塞される病気です。
腹痛や吐き気、嘔吐など、さまざまな症状を引き起こしてしまいます。
切れ痔は、便秘で硬くなった便が肛門を通過するときに、肛門の皮膚が切れたり裂けたりすることで起こります。
排便時に強い痛みが生じる病気で、力んで肛門に負担をかけてしまうとイボ痔になる可能性があります。
虚血性腸炎は、便秘などによって腸管内圧が高まり大腸に血が循環しない状態になることで、炎症や潰瘍が生じる病気です。
生理前の便秘の対処法
生理前の便秘は身体に様々な不調を招くため、早めの対処で改善していきましょう。
生理前の便秘の対処法をご紹介します。
水分補給をこまめに
生理前の便秘を解消するには、こまめな水分補給が肝心です。
水分を十分に摂取することで便が柔らかくなり、かさも増すため便が出やすくなります。
目安として、1日あたり、最低でも冬1リットル、夏なら1.5リットルを目安に飲みましょう。
生理中はむくんでいるから水分を控えると考えている方は間違いです。
水分不足だと身体が貯めこもうとするため、余計にむくんでしまいます。
水分補給は一度に多量を飲んでも吸収されないので、こまめに飲むようにしましょう。
また、コーヒーはお茶は利尿作用があり、かえって水分不足になる可能性もあるので、水分補給は水や白湯を飲むのがおすすめです。
バランスの良い食事
便秘解消には食事も重要です。
とくに食物繊維は便秘解消に効果的といわれており、積極的に摂りたい栄養素です。
食物繊維は水溶性と不溶性の2種類に分類され、水溶性食物繊維は、腸内環境を整えてくれる善玉菌のエサになり、不溶性食物繊維は便に水分を蓄え柔らかくする役割があります。
水溶性食物繊維は、海藻類や山芋、こんにゃくなどに多く含まれ、不溶性食物繊維は、大豆やキノコ類に多く含まれています。
また、納豆や味噌、醤油などの発酵食品を摂ることで腸内が酸性化し、善玉菌を増やし腸内環境を整えます。
ヨーグルト、バナナ、納豆に含まれるビフィズス菌は、悪玉菌の繁殖を抑え、腸内バランスを助ける役割があるため、便秘にも有効です。
適度な運動・ストレッチ
適度な運動も便秘解消に適しています。
運動することで外部から腸を刺激し、活動を促すことができます。
また、日ごろから運動不足で筋肉がない人は、排便の際に腹筋に力が入らず、押し出す力が弱くなってしまいます。
生理前は身体を動かすのがだるいという方もいますが、運動不足は便秘だけでなく様々な不調につながります。
生理中は貧血になりやすく、疲れやすいため、ハードな運動は控え、軽い運動やストレッチを取り入れるようにしましょう。
腸内環境を整える
腸内環境を整えることで便秘の改善につながります。
腸内環境を整えるには日々の生活習慣が大切です。
朝起きたらコップ1杯の水を飲み、朝食も忘れずに摂るようにしましょう。
水分と朝食で眠っている胃腸が動き出します。
食事は食物繊維や発酵食品を意識して摂り、丼類や麺類は栄養が偏るためできるだけ控えましょう。
また、適度な運動は腸を刺激し、十分な睡眠は起きたときに便をS状結腸まで送る役割があるので、習慣にするようにしましょう。
男性より女性の方が便秘になりやすい!?
便秘の症状がある人を性別でみると、男性24.7に対し、女性は50.6と女性のほうが圧倒的に高い数値となっています。
特に60歳から80歳以上の女性に便秘症状のある人が増加しており、運動量や筋力の低下、様々な疾患に伴い慢性便秘になっていると考えられます。
男性より女性のほうが多い理由は、ホルモンや体のつくりの違いによるものといわれます。
女性は男性よりも体温が低く、血行不良からくる冷えによって大腸の機能が低下しやすいといえます。
また、女性は腹筋が弱いために大きな腹圧がかけられないので、便を押し出す力が弱いことも原因の一つです。
出典:厚生労働省
生理前の便秘に関するよくある質問
最後に生理前の便秘に関するよくある質問をまとめました。
ぜひ参考にしてください。
便秘がどれくらい続くと危険なの?
排便の回数は個人差が大きいため、便秘で危険とされるのには、「何日以上」という定義はなく、本人が便秘だと感じる状態が基準となります。
自分の排便リズムが大きく乱れている、便秘により我慢できない腹痛や不快感があるという場合は病院を受診するようにしましょう。
また、排便の間隔が不規則に長くなり、刺激性の便秘薬や浣腸を1〜2回使っても便が出なくなってしまう便秘は危険な便秘の可能性があります。
便秘になると何キロ太ってしまうの?
便秘でない人の排便の量は100〜300gといわれているので、普段の排便量が200gだと3日で0.6kg、1週間続くと1.4kg近く太ってしまう計算になります。
また、便秘になると血行やリンパの流れが悪くなるため、水分が身体全体にたまりやすくなり浮腫んでしまい、便秘だけでなくむくみにより体重が増加する場合もあります。
ダイエット中は特に体重が気になるので、少しの増加にも敏感に反応しストレスになってしまいます。
便秘は遺伝するの?
便秘体質はほとんど遺伝しません。
親も自分も便秘体質だと、子どもに遺伝するのではと考えてしまうかもしれませんが、便秘は遺伝ではなく生活習慣が影響していると考えられています。
赤ちゃんや子どもの便秘も食事や生活で起こっている可能性がありますが、時間とともに解消することがほとんどです。
便秘で下腹部痛があるのはなぜ?
便秘になると下腹部痛が起こることがあります。
下腹部痛は主に便通不良による痛みと考えられるでしょう。
溜まった便を押し出そうと、強い腸の動きが起こることで痛みが生じる場合があります。
きりきりとした痛みが突然起こることもありますが、痛みが起こる場所も、痛みの性質も様々です。
また、便だけでなく便秘で発生した腐敗ガスが原因の可能性も考えられます。
ガスが腸内に充満することによって、内側から圧迫されて左下腹部の痛みが生じます。
下腹部痛が起きたときはおへその上から「の」の字を書くようにマッサージすると痛みを軽減できることがあるので試してみてください。
生理中に便秘が改善される傾向にあるのはなぜ?
生理前は便秘になりがちですが、生理が始まると改善される傾向にあります。
便秘の原因になるといわれているプロゲステロンの分泌量が減るため、生理開始と同時に腸の動きが戻ると考えられます。
また、生理が始まるとプロスタグランジンという、子宮を収縮させて子宮内膜を剥がし、体外に排出させるホルモンが分泌されます。
胃腸の収縮も促す効果があり、胃腸の活動を活発化させることで、便通も良くなるようです。
生理の時に快便が訪れるということは、ホルモンバランスがきちんと動いている証拠です。
逆に、生理が始まったのに便秘が改善されないという場合は便秘の原因がホルモンバランスによるものではない可能性があるので、原因を探る必要があります。
生理になると下痢になるのはなぜ?
生理前は便秘だったのに、生理が始まると下痢になるという方も少なくありません。
生理で下痢になる原因はホルモンバランスの変化と、内臓や血管の壁にある平滑筋という筋肉の収縮が原因です。
生理が始まると平滑筋を収縮させるプロスタグランジンというホルモンが子宮から分泌されるため、子宮の収縮とともに腸の収縮も大きくなり、生理痛や下痢がおこりやすくなります。
下痢を予防するためには、冷え対策が有効です。
身体が冷えると下痢が起きやすくなるので、冷たい飲み物は控え、露出の少ない服装を心がけましょう。
また、辛いものや刺激の強い食べ物も下痢の要因になります。
コーヒーも消化器に刺激を与えるので、生理中に下痢になりやすい人は避けるようにしましょう。
生理前の便秘のまとめ
生理前の便秘についてお伝えしました。
生理前の便秘についてまとめると以下の通りです。
- 女性ホルモンの変化により腸の活動が鈍くなり便秘が起きる
- 便秘が続くと身体や心に悪影響がでる
- 生理前の便秘は食事や水分をしっかり摂り適度な運動をすることが大切
- 女性は身体のつくりやホルモンによって男性よりも便秘になりやすい
生理前の便秘で悩んでいる方、生理前の便秘を解消したい方は、ぜひ参考にしてください。
本記事の内容が、少しでも皆様のお役に立てたら幸いです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。