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いきなりですが生理って本当に辛いですよね。毎月1週間は生理で悩まされます。本ページを見て下さった皆さんはどんな悩みがありますか。
生理は女性だけの悩みではなく、男性も一緒になって考えてほしいと思っています。
本記事では生理について以下の点を中心にご紹介します。
・なぜ生理は起こるのか
・生理痛の種類とは
・生理痛に関する病気
生理について理解するためにもご参考いただけますと幸いです。
ぜひ最後までお読みください。
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なぜ生理痛がおきるのか?
月経周期
女性には妊娠、出産、授乳といった役割があるため、子宮、卵管、卵巣など女性特有の生殖器官を持ち、女性ホルモンの分泌によって体に大きな影響を与えます。月経は子宮内膜が周期的に剥離、脱落する際に生じる生理的現象です。
月経周期は性成熟した女性に起こる現象で、排卵ホルモン(エストロゲン)と黄体ホルモン(プロゲステロン)のはたらきによって個人差はありますが、およそ28日周期で起こり、通常3~7日間続きます。
生理のしくみ
卵巣内で卵子を包む袋の中にある卵胞を育てる卵胞ホルモンが働き排卵の準備が始まります。排卵が始まると卵巣から押し出された卵子が卵管を通り子宮内に運ばれ、次は黄体ホルモンが分泌され子宮内膜全体を厚くして妊娠の準備をします。
厚くなった子宮内膜に受精卵が着床すれば妊娠しますが、着床しない場合は子宮内膜が剝がれ落ち血液と一緒に体外へ排出されます。この時にプロスタグランジンという物質が分泌され子宮を収縮し痛みが生じます。
生理痛の種類
生理の種類に関して、1つ目は腹痛が挙げられます。子宮内では月経が始まる少し前から子宮内を収縮させる働きがあるプロスタグランジンが分泌されます。プロスタグランジンは子宮外に排出しないといけない物質ですが、排出時に痛み、熱、腫れを引き起こすので腹痛が起こります。
2つ目は腰痛が挙げられます。腹痛と同様にプロスタグランジンの働きによって、子宮内は収縮され排出の際、痛みに伴い血流が悪くなり骨盤の周りを中心にだるみや痛みが起こることが腰痛が起こる原因とされています。
3つ目は吐き気が挙げられます。プロスタグランジンの分泌量が多いと起こる症状の1つで、子宮を収縮させるだけではなく胃や腸も収縮させてしまう場合があるため、胃や腸が不快感に感じ、吐き気をもよおします。
①腹痛
原因 | プロスタグランジンの排出による子宮内の収縮 |
特徴 | 排出時の痛み、熱、腫れ |
対策 | 体を温める、お腹を冷やさない |
②腰痛
原因 | プロスタグランジンの排出にともなう血流の悪さ |
特徴 | だるさ、痛み |
対策 | 腰回りを温める、軽度の運動 |
③吐き気
原因 | プロスタグランジンの排出にともなう胃、腸の収縮 |
特徴 | 収縮による吐き気 |
対策 | 消化の良い食事 |
④貧血
原因 | 血液中のヘモグロビン値の低下による脳貧血 |
特徴 | 立ちくらみ、めまい |
対策 | 鉄分を多く摂取 |
⑤イライラ
原因 | ビタミン不足、カルシウム不足 |
特徴 | 血糖値の急激な変化 |
対策 | ビタミンやカルシウムの摂取。予定を詰めない |
つらい生理痛は月経困難症の可能性も
ひどい生理痛が起こる方は月経困難症の可能性が高いです。生理のたびに強い痛みなどの症状が現れている場合は我慢せずに一度病院に行き診察を受けましょう。我慢してしまうと、日常生活に支障や不妊につながる可能性があります。
月経困難症には原因別に、器質性月経困難症、機能性月経困難症の2つが挙げられます。
機能性月経困難症
子宮内膜症、子宮腺筋症といった病気とみなされないものを機能性月経困難症といいます。
初めての月経から2~3年頃より始まることが多く、15歳~25歳前後に見られる症状とされており、加齢とともに改善する事が多く、お産後に改善するとも言われていますが、最近では10代での子宮内膜症が増えているようです。
器質性月経困難症
原因疾患があるために起こる月経困難症を器質性月経困難症といい、原因疾患に続いて起こることから別名続発性月経困難症ともいわれています。
初めての月経から5年以上経つと発症することが多いです。
原因としては、プロスタグランジンの過剰分泌による子宮内膜症、子宮腺筋症、子宮筋腫の3つが挙げられるため、月経時に激しい痛みや吐き気があった場合は病院で診察してもらいましょう。
月経困難症の治療方法
月経困難症は主に薬物療法が行われており、薬物療法には対症治療とホルモン治療などがあります。
対症治療は痛みを抑え、ホルモン療法は卵巣や子宮内膜に直接働いて痛みやその他の症状の発生原因を抑える効果があり、最近ではピルを飲んで、ホルモンバランスを整える方も多いです。
生理に関する意識調査
知識がある | 知識がない | |
男性 | 42.0% | 58% |
女性 | 76.7% | 23.3% |
出典:あすか製薬株式会社(https://www.aska-pharma.co.jp/mint/news/filedownload.php?name=74d3e62ed875fc54396c1226ba70fb20.pdf)
近年では男性の女性への生理に対する知識が増え始めていますが、まだまだ認知度が低く女性の生理に対する思いが低いと考えられます。男性は月経がないからこそどこかで、関係ないと思う部分があり、生理に対する理解が乏しく別れるカップルも少なくないようです。
最近はYouTubeやテレビで男性が月経を体験する映像が見られますが、実際に体験すると耐えられないとの声が続出することもあります。男性、女性共に生理についてもっと認知を増やすことが必要です。
生理痛の症状への男女の認知度
男性と女性で生理痛をはじめとする女性特有の症状についてのアンケートを見ると、男性と女性の認識ではかなりの差があります。男性が思う以上に女性は辛い思いをしていることがグラフを見てもはっきりと表されています。
生理痛の症状は男性が思うより深刻で、女性の体にはかなりの負担がかかっていることを男性はもっと知るべきですが、まだまだ認知度が低いです。
出典:あすか製薬株式会社(https://www.aska-pharma.co.jp/mint/news/filedownload.php?name=74d3e62ed875fc54396c1226ba70fb20.pdf)
生理痛の症状に関するよくある質問
生理痛は何日続くの?
働く女性を対象に毎日やってくる生理痛の期間を調査したところ、1日、2日が約6割、3日や4日は約1割と半分以上が2日間で終わることが分かりました。
人によって生理痛の期間は違いますが、平均を知っておくことで自分は平均より長いかどうかという判断が出来るため、違和感があった時に診察へ行く判断基準にもなります。
出典:あすか製薬株式会社
(https://www.aska-pharma.co.jp/mint/news/filedownload.php?name=74d3e62ed875fc54396c1226ba70fb20.pdf)
生理痛が以前よりひどくなった原因は?
ひどくなる原因は子宮内膜症にある場合があります。初潮が早かった人、若い頃から生理痛が重い人、妊娠や出産の経験がない人、家族が子宮内膜症を発症したことがある人などに見られることが多いです。
子宮内膜症は、子宮の内側に存在するはずの子宮内膜などが内側意外に出来てしまう病気のことで、子宮内膜は通常月経で外に排出されますが、子宮内膜症の場合は外に排出されず卵管を通って体内に残り炎症や出血、痛みなどの症状が起こります。
生理痛が一番ひどいのはいつ?
生理痛が一番辛いと言われているのは2日目で、出血量が一番多いのが2日目という女性が多く、不快感だけでなく腰痛や腹痛、頭痛、吐き気などを感じることが多いです。
2日目はプロスタグランジンが多く分泌される関係で痛みが多くでるので、消化の良い食事、体を冷やさず、鉄分・カルシウムを摂取することなどを心掛けて生理を迎えるのが最善策です。
生理痛は何歳まで続くの?
生理痛は女性の年齢によってライフステージが変化し、痛みの差が変わってきます。
50代以上の高齢者になってくれば生理痛はほぼありませんが、40代、50代の間でも少しは痛みが存在します。
ただ、一般的に20代〜30代になると妊娠、出産の準備が整うので生理痛は軽くなると言われていますが、個人差があり重くなる場合もあります。
生理中はどう過ごしたらいいの?
生理期間中は基本的に無理をせず、ゆっくりしましょう。生理は血液の低下が著しくなるため鉄分やビタミン、カルシウムなどバランス良く食事を取りましょう。
精神的にリラックスするためにアロマを焚いたり、ホットハーブティーやホットジンジャーティーなど温かい飲み物を取るようにして、体を極力冷やさないようにしましょう。
生理痛がやわらぐ寝方はある?
基本的には横向きやうつ伏せがおすすめです。一番良いとされているのは横向きで、何か抱えて寝るのがお腹を冷やさずに良いといわれています。仰向けで寝てしまうと、お腹が一番無防備な状態になってしまうので、横向きで寝るのがおすすめです。
生理以外で生理痛に似た症状が出る原因は?
可能性としては、月経前症候群が考えられます。月経前症候群は、生理と生理の間に毎月決まって下腹部が痛む現象です。
生理日と関係なく激しい痛みがある場合は、子宮筋腫、卵巣のう胞、子宮付属器炎、骨盤腹膜炎、クラミジア感染症などの病気の可能性が存在するので、できるだけ早く婦人科を受診しましょう。
生理痛の症状のまとめ
ここまで生理痛についてお伝えしてきました。
生理痛の原因や症状の要点を以下にまとめます。
・生理は妊娠、出産、授乳するためにつくられた女性特有の生殖器が起こす生理現象です。
・生理痛の種類は主に、腹痛、腰痛、吐き気、貧血、イライラがあります。
・つらい生理痛には月経困難症の可能性があり、機能性月経困難症と器質性月経困難症の2 種類が存在します。
これらの情報が少しでも皆様のお役に立てば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。