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生理がくるサインについて
生理には、くる前に体にあらわれるサインがあります。
生理がくるサインは多くの方が見落としがちですが、体がだすサインを知ることで体調管理やスケジュール管理がしやすくなります。
そこで今回は、生理がくるサインについてまとめました。
- 生理前に身体にあらわれるサイン
- PMS(月経前症候群)とは?
- 生理前の不快症状を改善する方法
- 生理前の体調を安定させる行動
「毎月、いつ生理がくるかわからない」「生理前の不快症状に悩まされている」という方は必見です。
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生理がくるサイン
生理がくるサインは、大きく分けて2つあります。
- おりものの変化
- 心や体にあらわれる不調
2つのサインの症状や原因、対策をまとめましたので、参考にしてください。
サイン①:おりもの
生理がくるサインの1つ目は、おりものの色の変化です。
生理が近くなると、おりものに血が混じり、ピンクや茶色がかった状態で体外へ分泌されます。
子宮内膜が剥がれ始めることでおりものに血が混じり、色が付くのが原因です。
おりものは、腟内で雑菌の侵入を防いだり精子の受精を助けたりする働きがあります。
生理前や排卵期以外では子宮内部にとどまっていることが多いため、分泌量が少なく、色は透明か白である場合が一般的です。
おりものの様子がいつもと違うことに気付ければ、生理がもうすぐ来ると予測できます。
出典:FUJITO CLINICおなやみコラム「生理前のおりものは普段と違う?」
サイン②:心や体の不調
生理前になると、女性ホルモンの影響により、心と体の両方に不調をきたす方がいます。
- 主な症状:頭痛・下腹部痛・むくみ・乳房痛・イライラ・不安感・気分の落ち込みなど
- 原因:女性ホルモンが短期間の間に増減することでバランスを崩し、自律神経に支障をきたす
- 対策:バランスの良い食事と適度な運動を心がける/症状が重い場合は、病院を受診する
出典:日本産科婦人科学会「月経前症候群とは」
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月経前症候群(PMS)
生理前の体調不良は、症状が重く日常生活に支障をきたす場合には月経前症候群(PMS)と診断されることがあります。
PMSには、身体的症状と精神的症状があるので、それぞれの特徴をご紹介します。
身体的症状
PMSの身体的症状と対策をまとめました。
主な症状 | 頭痛・腰痛・乳房痛・下腹部痛・むくみ・体重の増加・肌荒れ・吐き気など |
対策 | 栄養バランスのとれた食事・十分な睡眠を心がける
辛いときは痛みを我慢せず、病院を受診する |
PMSの身体的症状は、痛みがでやすいのが特徴です。
とくに頭や下腹部痛、乳房痛を訴える方が多い傾向があります。
食事や睡眠をしっかりとっても症状が改善しない場合は、我慢せず病院を受診しましょう。
痛みを我慢することでストレスが溜まり、さらに症状を悪化させるおそれがあります。
出典:日本産科婦人科学会「月経前症候群とは」
精神的症状
PMSの精神的症状と対策をまとめました。
主な症状 | イライラ・漠然とした不安に襲われる・気分が落ち込む・何もやる気が出ない・集中力の低下など |
対策 | 規則正しい生活を送る
適度な運動を心がける |
PMSの精神的な症状は、ネガティブな気分になりやすいのが特徴です。
また、なかには精神的な症状がさらに悪化し、PMDD(月経前不快気分障害)と診断される方もいます。
PMDDになると、抑うつ状態が強くなるため、一般的な社会生活を送るのが難しくなる可能性があります。
精神的な不調を感じたら婦人科を受診し、適切な薬を処方してもらうのがおすすめです。
出典:日本産科婦人科学会「月経前症候群とは」
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生理前の症状を改善するためには
生理前にあらわれる体や心の不調は、工夫次第で改善できることがあります。
ここでは、生理前の不快な症状を改善する可能性のある行動をまとめました。
食生活を改善する
バランスの良い食生活は、生理前の不快な症状を改善する可能性が高いとされています。
とくに、朝食は必ず食べましょう。
朝食を食べると、脳が活性化する・体温を上げるなど、体によい影響を与えるため、痛みや精神的不安などのPMS症状を改善する効果が期待できるためです。
生理前の不快な症状を改善するのにおすすめの食材は、豆腐・豆乳・ナッツ・レバーなどです。
豆腐や豆乳に含まれるイソフラボンは、女性ホルモンの一種であるエストロゲンとよく似た働きをするため、ホルモンバランスを整えるとされています。
また、ナッツやレバーにはイライラや精神的な不安を和らげる効果が期待できるので、生理前になったら積極的に食べるようにしましょう。
一方、カフェインやアルコールは、生理前の摂取はおすすめできません。
カフェインやアルコールは精神を興奮させる作用があるため、生理前の精神的な不快症状を増長させるおそれがあります。
出典:ユニ・チャーム「生理の痛みを和らげる食べ物」
休養や睡眠を十分にとる
PMS症状は、体が疲れているときやストレスが溜まっているときに悪化しやすい傾向があります。
そのため、生理前は普段以上に休養と睡眠をしっかりとるよう意識しましょう。
たっぷり睡眠をとると、ストレスを緩和する効果が期待できるといわれています。
ストレスを減らし、リラックスする時間を多くとるよう心がければ、生理前のPMS症状が改善できる可能性が高まります。
寝る前にストレッチをする
夜の就寝前にストレッチをすると、生理前の不快な症状の改善が期待できます。
とくにおすすめなのが、股関節を動かすストレッチです。
ストレッチで股関節を動かすと、全身の血流が促進され、むくみの解消や新陳代謝アップにつながります。
また、ストレッチはリラックス効果があると考えられているため、寝る前にすることでぐっすり眠れる可能性も高まります。
血行の悪さや睡眠の質の低下を感じている方は、寝る前のストレッチを習慣化してみてください。
出典:ユニ・チャーム「PMS・生理で腰が重い!どうしたらいいの?」
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生理前の体調管理の方法
生理前は、ホルモンバランスの崩れから体調を崩しやすい時期だといわれています。
そのため、生理前になったら普段以上に体調管理に注意しましょう。
血糖値が乱高下しないようにする
血糖値の急激な上昇や下降は、眠気やだるさなど、体の不調を引き起こすことがあります。
そのため、生理前の心も体も不安定な状態のときには血糖値の乱高下に注意しながら生活しましょう。
血糖値を安定させるためには、3つのポイントを意識して食事することが大切です。
- 野菜を最初に食べる:食物繊維を多く含む野菜を先に食べることで、血糖値の上昇を抑えられる
- よく噛んで食べる:満腹中枢刺激され、食べすぎを防げる
- 3食しっかり食べる:空腹時間が長いと、次の食事の際に血糖値が上がりやすくなるため
出典:あすか製薬「食事ではじまるセルフケア」
湯船に浸かって身体を温める
生理前の入浴は、シャワーだけで済ませず湯船に浸かって体を温めるようにしましょう。
生理前の不快な症状の多くは、体の冷えによる血流悪化が原因だと考えられています。
湯船に浸かり体を温めることで、血流が良くなり生理前の不快な症状が落ち着く可能性が期待できます。
さらに、ゆっくり湯船に浸かりリラックスすればストレスの緩和にもなると考えられるため、おすすめです。
出典:働く女性の健康応援サイト「月経調査とその実態・リスク、対策案」
産婦人科を受診する
生理前の症状を緩和する方法を試してみても、PMS症状の改善が見られない場合があります。
改善されない場合は、我慢せずに婦人科を受診しましょう。
頭痛や下腹部痛に対しては、鎮痛剤が処方されるのが一般的です。
また、ホルモンバランスを整える低用量ピルや漢方薬が処方されることもあり、症状に合わせた治療ができるでしょう。
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働く女性は約5割が女性特有の健康問題で困っている
平成31年に経済産業省がおこなった「働く女性の健康推進に関する実態調査」によると、働く女性の半数は月経に伴う症状で困った経験があると答えています。
月経痛やPMSにより仕事を休みたいと思っても、毎月同じ時期に仕事を休むわけにはいかないため、多くの女性が無理をしながら働きに出ているのが実情のようです。
また、同調査では管理者側も女性従業員の健康課題に対する扱いに困った経験があると答えた方が全体の約4割を占めています。
職場側としても女性特有の症状に思いやりの気持ちがあるものの、女性の負担が減っていないことがわかる結果となりました。
生理前の症状と女性の働き方については、社会全体で改善が求められているといえます。
出典:経済産業省「働く女性の健康推進に関する実態調査」
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生理がくるサインに関するよくある質問
最後に、生理がくるサインに関してよく質問されるポイントをまとめました。
知りたいことがある方は、チェックしておくとよいでしょう。
生理前とは具体的に何日前のこと?
PMSの症状があらわれる「生理前」は、生理開始日の3〜10日前を指します。
生理開始前の10日前というと、排卵期にあたる時期になるのが一般的です。
女性ホルモンは排卵により排出されるため、ホルモンの増減によりPMS症状がでると考えられています。
多少の個人差はあるものの、生理が始まる10日前頃から体調の異変を感じたら、PMSを疑いましょう。
出典:小林製薬「PMSとは」
生理前にはおりものの量が多くなる?
生理前は、おりものの量が多くなるのが一般的です。
おりものは女性ホルモンの分泌量と比例して量が増えるのが特徴なので、生理の10日前あたりからおりものの量が増えるのが、健康な女性の正常な状態です。
しかし、生理開始日3〜10日前以外の時期におりものの量が増えた場合は、何かほかの原因がある可能性も考えられます。
ホルモンバランスが崩れていたり感染症にかかっていたりしているおそれもあるので、病院を受診するのがおすすめです。
出典:オムロン「月経・生理Q&A」
糸状のおりものが出るのは生理前が原因?
おりものは生理前になると、ホルモンバランスの変化によって色が白く濁り、粘り気が出る傾向があります。
粘り気の強いおりものは、糸状になって体外へ排出されることがあるため、下着などに付着したものを目にする方が多いと考えられます。
普段のおりものとは違う様子に驚かれる方もいますが、異常をきたしている可能性は少ないでしょう。
また、糸状のおりものは妊娠の初期症状として見られる場合もあります。
粘り気が強く糸状のおりものがでるのと同時に生理予定日を過ぎても経血が排出されない場合は、妊娠の可能性も考えてみてください。
出典:イシャチョク「白い塊状のおりものがでた、これって異常?」
生理前で注意すべきおりものは?
おりものは、体の状態を知るバロメーターになります。
以下のようなおりものが出た場合、注意してください。
- 粉チーズのような形状:膣カンジダ症
- 泡状で白い塊になっている:膣トリコモナス症
- おりものの量が少なく、性交痛がある:萎縮性膣炎
膣カンジダ症と膣トリコモナス症は、膣にかゆみを伴う場合があります。
また、どちらも性行為によりパートナーへも感染する危険があるので、異変を感じたらすぐに病院を受診しましょう。
出典:イシャチョク「白い塊状のおりものがでた、これって異常?」
生理前に気持ち悪くなるのはなぜ?
生理前にあらわれる気持ち悪さは、PMSの一種です。
胃がムカムカする・吐き気をもよおすなどの症状は、プロスタグランジンよばれる物質によって引き起こされます。
プロスタグランジンは、子宮の収縮を助け、子宮内にある経血を体外へ排出するのが主な仕事です。
しかし、分泌量が多すぎると胃や腸のまわりの筋肉までも収縮させてしまうため、気持ち悪いと感じるようになると考えられています。
出典:健タメ!「つわりと勘違いしてぬか喜び…生理前の吐き気はなぜ起こる?」
生理前に胸の痛みや張りを感じる原因は?
生理前の胸の痛みや腫れは、プロゲステロンとエストロゲンという、2つの女性ホルモンが関係しています。
生理が近くなると、卵膜内でプロゲステロンとエストロゲンが分泌されます。
プロゲステロンとエストロゲンは、体内のさまざまな部位に影響を与えるのが特徴です。
胸部もプロゲステロンとエストロゲンの影響をうけ、痛みや腫れを感じていると考えられます。
生理前、とくにプロゲステロンとエストロゲンの刺激があらわれやすいのは、両胸の外側上部付近です。
痛みが辛い場合は、鎮痛剤を服用したりアイスノンなどで冷やしたりすると痛みが和らぐ可能性があります。
出典:COSMOPOLITAN「生理前や生理中に胸の痛みを感じる原因と対策」
生理が遅れるのはなぜ?
生理は、一般的に毎月くる方が大半を占めます。
しかし、生理周期には個人差が大きく、一般的な周期より遅れる場合もあります。
生理が遅れる原因は、主に4つ考えられます。
- ストレス
- 睡眠不足
- 無理なダイエット
- 卵巣や脳の病気
女性ホルモンは体調や環境に大きく左右される傾向があります。
ストレスや睡眠不足、無理なダイエットが原因で生理が遅れる可能性があるため、生活サイクルには注意が必要です。
出典:エリエール「生理が遅れる理由と対策」
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生理がくるサインのまとめ
ここまで生理がくるサインについてお伝えしてきました。
生理がくるサインの要点をまとめると以下の通りです。
- 生理前に体にあらわれるサインは、おりもの(経血が混じりピンクや茶色がかった色になる)と心や体の不調(PMS)がある
- PMSの症状には、身体的症状(頭痛・下腹部痛・むくみなど)と精神的症状(イライラ・気分の落ち込みなど)がある
- 不快症状を改善する方法は、バランスの良い食生活・休養や睡眠をしっかりとる・寝る前の股関節ストレッチがおすすめ
- 生理前は、血糖値を上げない・入浴は湯船に浸かった体を温める・痛みが辛いなら我慢せず病院を受診する
これが少しでも皆さまのお役に立てば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。