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ピルには避妊効果が見込めるのが特徴です。
ですが、ピルの効果は避妊だけではありません。ピルの種類によりさまざまな効果があるとされています。
本記事ではピルの効果はいつから発揮できるのかについて以下の点を中心にご紹介します。
- ピルの効果とは?いつから?
- ピルの種類・それぞれの効果
- ピルを飲み忘れたら?
- ピルは避妊だけじゃない?効果的な症状
ピルを始めたいと思われている時、ピルの種類が多くて実際どんな効果があるのかや、実際にどんなことを気をつけなければならないのかなど、情報が多いほど不安になりますよね。
ピルの効果やタイミングを含め、ピルについて理解するためにもご参考いただけますと幸いです。
ぜひ最後までお読みください。
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ピルの効果はいつから?
ピルの服用によってさまざまな効果がありますが、それらの効果はいつからと言えるのでしょうか?以下から解説していきます。
避妊効果はいつから有効?
ピルは生理初日から服用を開始した場合は、その日から効果が期待できます。
一方、生理開始後の週の日曜日から服用を始めた場合は、1週間後から効果が見込めます。
- 生理1日目から服用を始めた場合 → 効果は即日から
- 生理がはじまった週の日曜日から服用を始めた場合 → 効果は7日後から
(※あくまで効果には個人差があります。)
生理が始まった週の日曜日から服用する方法は「Sundayスタート」と言われています。
生理痛 (月経) への効果を感じられるのはいつから?
基本的に服用を始めた次の生理から痛みの緩和が期待ができるようになります。
ピルを服用し始めたのに変わらないと焦る必要はありません。
焦らずしっかりと飲み続けることをおすすめします。
なおピルに含まれる卵胞ホルモン・黄体ホルモンには種類があり、もし身体に合っていないホルモンを服用してしまうと逆に痛みが増えてしまうということも考えられます。
もしひどくなってしまった場合は、必ず医師に相談してください。
ニキビ改善効果を感じるのはいつから?
ニキビ改善の効果は、服用をスタートさせてからおよそ3ヶ月程度経ってからといわれています。
ピルによる副作用もある程度落ち着き始め、体がホルモンバランスに慣れてきた頃から効果が見込めます。
2〜3ヶ月経ち、効果を実感するまでの期間はホルモン服用によりニキビや肌荒れが出てしまうことがあります。
長く服用してもニキビの改善の効果が得られない場合、薬が体に合っていないことが考えられるので、医師に相談されることをおすすめします。
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ピルの効果は種類ごとに違う?
「ピル」とは、月経 (生理) ・排卵の周期をコントロールしている卵胞ホルモン (エストロゲン) と黄体ホルモン (プロゲステロン) という2種類の女性ホルモンを配合した薬剤のことをいいます。
毎日1回服用し続けることにより、避妊の効果が期待できます。
含まれる卵胞ホルモンの量によってピルの種類が分類され、服用目的及び効果が異なります。
低用量ピル
低用量ピルとは、ホルモン含有量が30μg (マイクログラム) 以上50μg 未満の経口避妊薬です。
低用量ピルの服用により以下の効果が期待できます。
- 避妊効果
- 生理痛や月経困難症の改善・治療
- ホルモンバランスを整える
(効果には個人差があります。)
適切な低用量ピルの服用により、排卵が抑制され、99.7%の避妊効果を得られます。
参考:日本産科婦人科学会 低用量経口避妊薬の使用に関するガイドライン
生理とは、妊娠に備えるために子宮内で厚くなった子宮内膜が剥がれ落ち、血液とともに体外に排出される現象です。
その際、少しでも早く止血させるために、子宮や血管を収縮させる際にプロスタグランジンという物質が生成されます。
これが生理痛を引き起こすとされています。
低用量ピルの作用によって子宮内膜を長期にわたり薄く一定に保つことで、月経量や生理痛を減らし、生理痛のつらさを和らげられます。
中用量ピル
中用量ピルとは、ホルモン含有量:50μg (マイクログラム) 以上の経口避妊薬です。
中用量ピルは、主に月経 (生理) 移動およびアフターピルの目的で利用されます。
そのほか、子宮・月経 (生理) に関わる病気の治療にも活用されています。
中用量ピルは以下のものが効果として期待できます。
- 生理予定日移動
- 子宮内膜症や月経困難症 (生理痛) の治療
- 避妊効果
(効果には個人差があります。)
正しく服用することで、生理の予定日を前後に移動させることが可能です。
子宮内膜症や月経困難症の治療にも有効とされています。
中用量ピルを服用することで、排卵を止めて妊娠のための子宮内膜の肥厚を抑制し、生理痛や生理にまつわる疾患を改善できます。
中用量ピルはホルモン量も多いため副作用も強く出る可能性があります。
副作用の可能性を考えた上で、医師に相談することをおすすめします。
中用量ピルを排卵後に服用して黄体ホルモンを補うことで、着床しやすい子宮の状態を維持することが可能になります。
超低用量ピル
超低用量ピルは、ホルモン含有量:30μg (マイクログラム) 未満の経口避妊薬です。
超低用量ピルは含有するホルモン量を極めて少なくすることで、副作用の軽減が期待される薬剤です。
日本では超低用量ピルは避妊目的ではなく、月経困難症の治療目的で使用されます。
超低用量ピルは日本で避妊適応はありませんが、全く避妊効果が見込めないわけではありません。
超低用量ピルの服用により、卵胞ホルモン及び黄体ホルモンの女性ホルモンが体内に入ることで、体内のホルモンバランスが変化します。
それにより排卵が抑制され、子宮内膜の変化が起きないことにより、受精卵が着床しにくくなります。
また、子宮頸部の粘液成分を変化させ、子宮内に精子が入りにくくなり避妊効果を発揮するとされています。
その他の超低用量ピルの主な効果は以下です。
- 生理痛の軽減・PMSや月経困難症の改善
- 生理不順の安定
- ニキビや肌荒れケア
(効果には個人差があります。)
月経困難症 (生理痛) は子宮内膜から生成されるプロスタグランジンという物質に誘引されて生じます。
プロスタグランジンは子宮の収縮作用、子宮に流入する血液量の減少作用、子宮内が神経痛により過敏に反応するようにする作用があります。
超低用量ピルを服用すると、卵胞ホルモンと黄体ホルモンのホルモンバランスに直接的に作用することで、どちらのホルモン分泌量も減少し、子宮内膜の肥厚が抑制されます。
子宮内膜より分泌されるプロスタグランジンの量も減るので、生理痛が軽減されます。
超低用量ピルを服用すると、卵胞ホルモンと黄体ホルモンが体内のホルモンバランスに直接作用し、バランスを整えられます。
それにより月経周期が不安定な方や、正常な月経周期から大きく逸脱している方、月経周期の変動が激しい方は、超低用量ピルを服用することで、月経周期を安定させ整えられます。
生理前のニキビの発症には、女性ホルモンの1つである黄体ホルモンの分泌量の増加が関連しています。
排卵後から次の月経までに分泌量が増えるため、この時期にあごや口の周囲にニキビができやすくなります。
超低用量ピルを服用することで体内ホルモンバランスが整い、生理前のニキビの発症を抑制することが可能です。
ミニピル
ミニピルとは、黄体ホルモンのみで、卵胞ホルモン含有量が0gのピルです。
一方デメリットは、ニキビや肌荒れを抑える作用が弱いことや、服用し始めに不正出血が続くことがあること、連日しっかり同じ時間に服用をしなければならない、などがあります。
ミニピルは日本国内では認可されていないため、処方している病院、クリニックは少ないですが、有効性は見込めるピルです。
アフターピル
アフターピルは、性交後に避妊をするための服用薬です。
妊娠の可能性があると思われる性交時から72時間以内に服用します。
避妊に失敗した場合や、望まない妊娠を防ぐために用います。
アフターピルの主成分である黄体ホルモンにより主に次のような効果が期待できます。
- 排卵前に服用し、排卵を遅らせたり、排卵を抑制したりする効果
- 排卵後に服用し、精子と受精した卵子が子宮内膜に着床することを妨げたり子宮内膜を剥離させたりする効果
(効果には個人差があります。)
アフターピルは72時間以内に服用した場合97〜98%で妊娠を防げ、早ければ早いほど効果があります。
72時間を過ぎてしまった場合には処方される方法、服用方法によって異なるため、医師に相談されることをおすすめします。
この中で吐き気の症状が生じた場合、注意が必要です。
吐き気によって嘔吐をしてしまうと、薬の成分も一緒に吐いてしまう場合があります。
早い時間で嘔吐をしてしまった場合は、すぐに処方してもらった医療機関に相談することをおすすめします。
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低用量ピルが効果的な症状
ここからは低用量ピルを服用することで改善が期待できる症状について解説していきます。
PMS(月経前症候群)
PMS (Premenstrual Syndrome (月経前症候群) )とは、生理前に3〜10日ほど前から、神経質・イライラする・情緒不安定・落ち込み・頭痛・浮腫 (むくみ)・ 乳房痛などの症状が出現するさまざまなからだの不調や精神症状のことです。
原因は、PMSが卵胞期にはみられず、黄体期になると上記のような症状が出現してくることから、黄体ホルモン不足や、卵胞ホルモン過剰などの生理前のホルモン分泌の変化によるものではないかと言われています。
そのため、低用量ピルの服用の効果である排卵を抑制することにより、ホルモンバランスの変動を抑え、一定に保つことでPMSの症状を効果的に抑制できるとされています。
参考:日本産科婦人科学会
子宮内膜症
子宮内膜症とは、生理時に剥がれ落ちる子宮内膜 (子宮の内側の粘膜) や子宮内膜に似た組織が、子宮以外の場所 (卵巣・骨盤内など) に発生してしまう病気です。
生理のときに一緒に剥がれ落ちるのですが、場所によっては血液がその場所に留まってしまうことがあります。この血液が留まってしまってできた固まりには注意が必要です。
子宮内膜症が発生してしまった場合、卵巣や骨盤内などには血液の逃げ場所がないため、時間が経つにつれ子宮の内膜の組織が徐々に増大してしまい、炎症や痛みを引き起こしてしまいかねません。
ここで低用量ピルを服用することによって排卵を抑制し、妊娠している状態に近くなるので、子宮内膜症の症状の軽減が期待でき、さらに予防にもなるとされています。
参考:日本産科婦人科学会
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ピルに関するよくある質問
さらにピルに関する知識を深めていきましょう。
ピルに関するよくある質問にお答えします。
ピルの使用に年齢制限はありますか?
参考:ピルは何歳から何歳まで服用できますか?
ただし未成年者の場合、ピルの購入に際して保護者の付き添いや同意書を求めるクリニックもあるので確認が必要です。
なお妊娠を望む場合は使用を中止すれば妊娠可能です。
ピルの服用を中止後、約14日で排卵が可能とされています。
日本におけるピルの普及率は約3%です。
女性100人中、3人しか使用していない計算になります。
ドイツでは約60%、ヨーロッパ全体では30%、北米では16%と先進国の多くの女性がピルを使用しています。
参考:日本は低用量ピル後進国?日本で普及率が低い理由について、医師が解説します。
ピルを飲んではいけない方はいますか?
日本産婦人科学会のガイドラインの一部です。
初経発来前、50歳以上または閉経後 | 手術の前後 |
35歳以上で1日15分以上のタバコを吸う | 重篤な肝障害、肝臓腫瘍がある |
重症の高血圧性である | 乳がんである |
血管病変を伴う糖尿病がある | 血管系の疾患またはその既往症がある |
妊娠の前後 | 血栓症リスクのある血液疾患 |
ピルを購入希望で上記の項目に当てはまる方は医師に相談してください。
ピルを休薬しても避妊効果は持続しますか?
参考:ピルの休薬期間とは?避妊効果や期間明けに飲み忘れたときの対処法について
なぜ、休薬期間が必要なのでしょうか?
休薬期間は卵巣や子宮のメンテナンス期間のようなもので、意図的にピルの服用を止めることで、卵巣や子宮の活動を再開させるとされています。
定期的に働きを再開させ健康な状態をキープするためです。
休薬期間中は、下垂体からの卵胞刺激ホルモンの分泌が抑えられていないため、卵巣内の肺胞は少しずつ発育していきます。
ですが、休薬期間明けとなる8日目から新しいシートのピルをしっかりと服用できれば、卵胞の発育が停止して退行していくため排卵の起きる可能性は低いです。
参考:リプロ・ヘルス情報センター
ですが、休薬期間明けにピルの服用をし忘れてしまうと、卵胞の発育の停止が間に合わず成熟してしまうことにより、排卵をしてしまい、妊娠につながる可能性があります。
とくに休薬期間明けに飲み忘れが無いように気をつけましょう。
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ピルの効果はいつからのまとめ
ここまで「ピルの効果はいつから?」についてお伝えしてきました。
要点をまとめると以下の通りです。
- ピルの避妊効果は7日目から有効。生理初日から服用すれば当日から有効
- 避妊に最も適しているピルは低用量ピル。避妊の失敗をした場合はアフターピルを活用する。
- ピルを飲み忘れたら直ちに服用する。休薬前後の飲み忘れは注意が必要
- ピルは避妊だけでなく、PMS・子宮内膜症にも有効的な治療薬
これらの情報が少しでも皆様のお役に立てば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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